VividColors所属Vtuner集結!
『今日はちょっといつもより早い時間だけど、いつも通り整地配信してくわ』
≪よ、待ってました≫
≪これ見ながら勉強するのが日課になった≫
≪ゆるいのが良い≫
VC副社長、VC社長、VC専務、そして
葉月の姿はいつもの
ゆるクラ内は全ての物がボクセルモデリングされており、山も地面も木も動物も、ボクセルという四角い箱状のブロックで表現されている。
葉月のゲーム内アバターの手にはスコップが握られており、画面下のアイテム欄にはツルハシやパンなどが表示されている。
『お、やってるねー』
『今日は私も来たよ』
視聴者のコメントに答えながらせっせとブロックで出来た山を崩して平地を作っていた葉月の元へ、
『睦月はたまに来るけど、玲夢が来るのは珍しいね』
『私がラジオしてる裏で葉月ちゃんがゆるクラしてるからでしょ』
≪同時に見れるから助かる≫
≪みんな基本二窓してるんじゃないかな≫
≪副社長が来る可能性高いもんねw≫
『とりあえず作ってた家の建築の続きをしようかな』
『じゃあ私も手伝うねー』
『あたしはいつも通り整地配信』
≪このそれぞれ楽しめる感が良いよね≫
≪誰のチャンネルから見てても視点を視聴者が選べるのも良いよね≫
≪はーちゃん明日撮影ない?≫
『「ヤバすぎ!」の撮影? 今のところ予定は聞いてないかな』
≪続編希望≫
≪映画館で流してほしい感≫
≪友達で撮ろうって話してるけどいつになるか分からんw≫
『お、実録風映像を撮るんですか? いいですねぇ、副社長が喜びますよ』
『すでに投稿されてる動画も結構目を通してるって言ってたよー』
≪マジか、自分の姿が副社長の目に映ってると考えると……≫
≪そういう考え方も出来るのかwww≫
≪出来が悪いと見られないだろうけどねぇw≫
三人がそれぞれ作業をしつつコメントと会話をしていると、ゲーム通知欄に新規参加者の名前が表示される。
『こ、こんにちはです!』
『初めまして……』
『よよよよろしくお願いしますわっ!』
≪新規参加者?≫
≪誰だろう、新しいVtunerかな?≫
≪ボクセルだから知ってても気付かないねコレはw≫
『ようこそ、葉月ちゃんのワールドへ!』
『待ってたよー』
『適当にどぞ』
玲夢が新規参加者の三人を視聴者へ紹介する。
『はい、皆さん私に注目して下さい!
この度、このワールドへ来てくれた三人のVtuner、
『拍手ぅー』
≪あぁ、元二期生の!≫
≪「ヤバすぎ!」に顔出ししてたね≫
≪色々あったんだろうけど社長と副社長が了承してるなら問題ないお≫
『はい、私が言うのも何ですが、色々ごたごたとお騒がせしておりましたが、今回からこの三名もVtunerとしてなぎなみ動画で活動して行く事となります。
それぞれ専門のチャンネルで活動したり、今回のように葉月ちゃんや別のVtunerのチャンネルと共同生配信したりすると思いますので、よろしくお願い致します』
『『『よろしくお願い致します!!!』』』
『はい拍手ぅー』
≪8888888888888888≫
≪めでてぇめでてぇ≫
≪イサオアールに移籍した子らはどうなるんだろう≫
≪88888888888888888≫
≪人生山あり谷ありだねぇ≫
≪今が良けりゃ全て良しってね≫
『じゃ、山崩すか家建てるか鉄探しに行くかしてくれる?』
『は、はい葉月さん! 私は山を崩しますです!』
『水無月が山崩しなら私は玲夢さんと睦月さんのお手伝いをします』
『長月が家なら、ワタシクは鉄探しですの? 鉄ってどこにありますの?』
『あー、極月ちゃんはこのゲームは初めて?』
『ええ、初めてですの』
『じゃあ家の建築は睦月ちゃんと水無月ちゃんに任せて、極月ちゃんと私で鉄を掘りに行こうか』
≪六人集まると賑やかでいいね≫
≪友達いっぱいいる人なら楽しいだろうなぁ≫
≪ゆるクラで友達作れば良いんだおwww≫
≪ねぇちゃんねるで探すか……≫
≪
≪このゲームって同一ワールドで何人遊べるんだっけ?≫
≪同時接続上限は二百五十六人で、ワールドに参加登録するだけなら上限は四千九十六人だったはず≫
≪……私達も参加さえてもらえないかな? かな?≫
≪今はまだ時期が早いかなw≫
≪そうね、もうちょっとゲーム内の雰囲気とか楽しみ方とかを見てからじゃないと、視聴者の邪魔になっちゃう可能性大だからねw≫
≪コメントであいつ何なんだよとか言われたら泣いちゃう自信あるわw≫
≪私ならゲーム引退してなな動も見れなくなるかもw≫
≪そういう意味ではVtunerってすごいよねぇ≫
≪全裸晒しても生きていけるんだと教えてくれたwww≫
≪ありがとう伊地藤玲夢≫
『言い返したいけど言い返せない……』
『一生背負って行くんだよ、れーちゃん』
≪あんまり言わないでおこうね、今頑張ってんだから≫
≪そうだね、副社長も気にしてないんだし≫
≪ん? 今新規参加者六人って出なかった?≫
≪出た出た、誰だろ、VC副社長かな!?≫
≪六人……?≫
『このワールドは我ら
≪ΩΩΩ<な、なんだってー!?≫
≪突然の展開ワロタ≫
≪何ナニハッキング!?≫
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