生配信:光秀と浪漫の大喜利よ今夜もありがとう前編
『はい、皆様お久しぶりです。
光秀の大喜利よ今夜もありがとうが復活しました。
そして私と共にラジオパーソナリティを務めて下さるのはこの方です』
『はい、えーっと、どうもぉ。
≪れーちゃんがみっちゃんになってる≫
≪相変わらずド派手な十二単だねw≫
≪向かいに座ってるのが副社長ではない男性ってこれは事案なのでは???≫
≪金髪の丸坊主でムキムキのスーツ男性ってキャラ定まってなくね?www≫
『皆様お気付きの通り、新しい男性系
『いやいやいや光秀さん!
男性系って言うてしもたら僕の中身が女性であるって事がバレますよね!?
それって僕が言うもんであって、貴女がいきなりネタバレする事とちゃいますよね!?』
『え? でも台本に書いてありますし』
『いやいやいや! 台本なんてクソしょうもない作家が鼻クソほじりながら書いたしょーもないただの作文やんか!
それよりも俺が自ら喋る方がおもろいっちゅーねん!!』
≪何かどぎついキャラが出て来たなw≫
≪中身女ってのは確定したとして誰がやってんだろう≫
≪「ヤバすぎ!」で
≪副社長ではなさそうだね≫
『……この台本、書いたの副社長なんですが』
『うそーん! それはよ言うといてや! 俺何も聞いてへんかってんけど!!
ちゃいますやーん、ちょっとツッコんだだけですやーん』
『えーっと、副社長がお腹抱えて笑っておられるので、浪漫さんに対する抗議のコメント等はお控え願います』
≪副社長が笑ってるならいいか≫
≪番組の序盤から勢いあり過ぎじゃない?w≫
≪これって関西弁? ちょっとだけ違和感あるけど関西在住以外の人でも聞き取れるんだろうか≫
≪私北海道だけど何となく分かる≫
『北海道が喋った!?』
『浪漫さん、コメントに反応するよりも前に、今回の番組の趣旨を視聴者さんにお伝えしませんと』
『あー、はいはい。
えーっとですね、大喜利ってやってるでしょ?
副社長が並行世界から仕入れて来た言葉のお遊びですね。
視聴者がね、いまいち遊び方を分かってへんなぁー
『と言う事は、浪漫さんは大喜利が得意であると』
『えぇ、まぁそうですね。僕が大喜利であると言っても過言ではないですね』
『そんなミスター大喜利とも言える町村浪漫さんに、大喜利とは何ぞやというのを教えてもらおうというのが今夜の放送の趣旨となっております』
≪ミスター大喜利(女性)≫
≪それにしてはいつもより放送時間が早いような≫
≪あ、ホントだね、いつもならもっと遅い時間なのに≫
『それではさっそく大喜利のお題を発表しましょうか。
最初のお題はこちら。
「赤信号 ○○○○ 〇〇ない」
○○○○の中身を考えて答えて下さい。
○○○○の数は文字数とは関係ないのでお気を付け下さい。
いつも通り、
ハッシュタグ「今夜も大喜利よありがとう一」をつけて呟いて下さい』
『これはね、実は大喜利の教科書に載ってる模範解答があるんですよね』
『模範解答ですか』
≪大喜利の教科書って何だよw≫
≪これって交通標語になりそうな言葉を考えるのか?≫
≪いやいや、普通だとダメだと思うよ≫
『一応先に模範解答を言っておきますか』
『はい、お願いします』
『えー、いきますよ?
「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」が大正解です』
≪誰かに滅茶苦茶怒られそうw≫
≪でも確かに面白いは面白い≫
≪なるほどそういう事か≫
『はい、さっそくYoungNatterの呟きを見ていきましょう。
「赤信号 家の中から見たら 従う必要ない」、なるほど』
『いや大喜利の回答を聞いてなるほどって言われたわ終わりなんよ』
『「赤信号 そんな言うほど 赤くない」』
『これねぇ、良い線ついてるとは思うんですけど、赤信号は赤いんですよね。
これが青い信号なんやったら、いや緑やんけ! って言えるのでアリなんですけど、あくまで赤信号やからねぇ』
≪青信号 そんな言うほど 青くない≫
≪緑色だからねぇ≫
≪いやお題は赤信号なんだから赤信号について考えようや≫
≪赤信号について考えるって何だよw≫
『「赤信号 君はもうあの夏の事を 覚えていない」』
『んっふっふ、ええやん!
何か物語があったんやろうなぁっていうのが伝わって来て、僕は好きですよ』
≪そんなのアリかよ!w≫
≪何となくだけど分かって来たかもwww≫
≪何か思ってたのと違うなぁ≫
『「赤信号 何で君は赤信号なんだ! 僕達は結ばれない」』
『ロミオとジュリエットを彷彿とさせる回答ですねぇ、嫌いじゃないですよ』
≪ロミオとジュリエットを彷彿とさせる大喜利www≫
≪面白い以外にも上手い事言うっていう遊びでもあるのか≫
≪大喜利武者達は今必死に考えてるんだろうなぁ≫
『「赤信号 そんなちっぽけな存在に 僕達の野望は止められない」』
『おー、なかなか良いんじゃないですか?
ない、を上手く使ってますし、ちゃんと赤信号とかかってますし、上手いですねぇ』
≪やった、褒められた!≫
≪おめー≫
≪ちくしょう、うらやましいぜ≫
『「赤信号 点滅させて パーリィナイ」』
『皆さんに伝わってるかどうか分からないんですが、パーリィナイはパーティーナイトの事でしょうね。
赤信号を点滅させて部屋をチカチカと照らさせて、皆で踊って楽しい夜を過ごそうぜって意味ですね。
ない、の使い方がとても良いと思います、面白いかどうかは別として』
『面白いかどうかが別というのが、多分視聴者には伝わりにくいと思いますね』
≪確かに、面白いかどうかは別として上手だなぁとは思った≫
≪ない、をnightとて使うという技術ね≫
≪解説されるととても恥ずかしいので皆さん気を付けて下さい≫
≪お、お上手な人がコメント欄にいたw≫
≪面白くはないけどお上手な人、乙~www≫
『ぼちぼち次のお題に行きますか?』
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