生配信:続、実録風映像の作り方解説
「まず、いきなりカメラを回し始めるにもアリと言えばアリです。
ただ、この場合は後の編集作業頼りになるので難易度は逆に高くなりますね」
≪逆に?≫
≪簡単そうに見えて反対に難しいって事かな≫
≪簡単そうで逆に難しい、と≫
「例えば、『
あれは少女達が脚本を読んでなくても撮れます。カメラマンと着物の女性さえ脚本が頭に入っていれば成立します。
むしろ、少女達がその場で何が起こるか分からない方が自然な映像が撮れますよね」
≪なるほど≫
≪自然な演技というか、そのままの反応って事になるもんね≫
≪そっか、逆にそうなるのか≫
≪逆にって言いたいだけじゃんwww≫
「でも、監督と助監督とカメラマンが少女達に連れられてろくろ首のいる家に行った場面については、登場人物全員が脚本を読んでないとダメですよね。
じゃないと金属バットを全力で振り回す、なんて狂った事出来ないですもん」
≪狂った事www≫
≪いや金属バットを持って行くって時点で十分狂っとるのよw≫
≪誰が脚本書いたんだろう(白目)≫
「あ、これは並行世界から仕入れて来たヤツなんで、私のオリジナル脚本じゃないんですよね。
これを一から考えられる人って本当にすごいと思います。尊敬してます」
≪あーなる≫
≪***≫
≪不敬罪にならない?w≫
「もちろんオリジナルに安藤家は出てこないので、そこは加筆修正させてもらいましたが。
そうそう、地下道のとこの撮影方法ね。地下道は本当にある地下道まで撮影に行ってもらいました。
畳を剥がしたら階段がある、ってのは本当に階段を作ってもらいまして、途中まで降りた後に編集で繋ぎ合わせてます」
≪床下に階段作るのは真似出来そうにないなw≫
≪階段じゃなくて梯子なら何とかなりそう≫
≪降りたって雰囲気にしてやれば実際に降りる必要ないもんね≫
「で、ろくろ首の首が伸びるのは後で画像編集で合成してます。白目剥いてピクピクしてるのは全部本物の役者さんにやってもらってます。河童もね。
このあたりの撮影風景も舞台裏映像として投稿予定なので見てみて下さいね。
四兄弟は見てもらったら分かる通り、いつもよりも現実感のあるアバターを用意してもらって、それを合成してる感じですね。声は音声合成ソフトで当ててるので、私が実際にセリフを喋っている訳ではないです」
≪つまり四兄弟に好きな格好をさせて好きなセリフを喋らせられる……!?≫
≪それってヤバくね???≫
≪使い方によっては詐欺とかに使えるのでは≫
「使い方に関しては公序良俗に反しない範囲でお願いしますね。
あと、特定のソフトを使えば合成音声であると分かるようになっていますので、私個人の発言ではないとすぐに分かるようになっています」
≪公序良俗に反しなければ何でも言わせる事が出来る、だと!?≫
≪もうヤバい雰囲気だなコメント欄w≫
≪何でも言わせて良いけど何でもって訳じゃないのよ≫
「また実録風映像の作り方から話が逸れますが、もうすぐ安藤家のアバターと合成音声を使って個人が生配信出来るようになります。
これも有料会員限定のサービスです」
≪治に、私が、なる……???≫
≪配信者に偽物だと石を投げる視聴者が出そうで怖い≫
≪どうやってお話させるんだろう≫
「今のところ、合成音声をアバターに話させるにはパソコンもしくはスマートフォンなどで文字入力してもらうしかないんですよね。
配信者の声をそのまま合成音声で出力出来るようにしたいのですが、もう少し調整に時間が掛かると聞いています」
≪え、自分の声がショタきゅんになるの???≫
≪自分で自分の名前を言って
≪配信者がなりきり
≪私の
「えっと、あくまで同人活動としてお楽しみ下さいね。別人が演じているんだから違って当たり前ですしおすし」
≪なるほど、同人活動と捉えればまだ受け入れられるかも≫
≪すでに安藤家のコスプレ? してる人いるもんね≫
≪仮装の延長線上だと思えばまだ大丈夫かも≫
「何度も脱線して申し訳ないですが、再度話を実録風映像に戻します。
安藤家を出演させるのも可、させずに完全オリジナルで映像作品を作るのも可。
投稿して下さった動画の評判や再生回数に関わらず、VividColorsの社員の目に留まればこちらからご連絡して、技術スタッフや脚本家、演出家、女優としてお声掛けする可能性もあります」
≪やります、やらせて下さい!≫
≪これマジでやる気ある人同士で集まって作品作りすれば可能性あるかもよ!!≫
≪みんな収益が目的じゃなく副社長にお会いするの目的でワロタ。まぁ私もだけどwww≫
「お金を掛けなくても良い物が作れる人って、本当にすごい人だと思うんですよね。
お金をたくさん使っても、面白いものを作れない人の方が多いと思うんです。
お金を掛けずに良い物が作れる人に、たくさんお金を使ってより良い物を作ってほしいじゃないですか。
だから私は、そんな人を応援したいなと思っています。この気持ちを、視聴者さんと共有出来れば嬉しいです」
≪分かります!≫
≪激しく同意!!≫
≪良いと思います≫
≪賛成です≫
≪素敵なお考えだと思います≫
「はい、ではそろそろ生配信を終えたいと思います。突然の思い付きにも関わらず、こんなにたくさんの視聴者さんに集まってもらって嬉しかったです。
私はこの後、デジタル写真立てとデジタル写真集とVR囁き動画についてスタッフと打ち合わせを行いますので、また進展がありましたら改めてお知らせさせて頂きます。
それでは!」
≪ちょwww≫
≪VR囁き動画について詳しく!!!≫
≪ちょ待てよwww≫
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます