魔法少女、というよりもヒーローはどこかしら孤独を背負っているものだ。34歳という年齢に達した魔法少女、足立玲奈は公務員として働いている。同期の魔法少女たちは次々と結婚という名の現実に旅立っていく中、ただ一人魔法少女として戦っていた。そんな彼女はある日、セイレーンの王子と出会う……。たった一人で戦い続ける。それを何年も積み重ねることなど、並大抵ではできないことだ。しかし魔法少女は違う。愛と平和のためにたとえ孤独でも、戦い続ける。その瞳で穏やかな夢を見つめながら。
34歳!との設定が活かされていて、その活かされ方にクスッと笑いました。