依頼達成

 奏汰は透明な腕を使い20匹のスライムを苦戦すること無く討伐する

透明な腕が置いていった目の前に散らばるスライムの魔石20個を集めズボンのポケットへ入れ冒険者ギルドへ向かう


ギルドに着いた奏汰、ギルド内にはまだ訓練場で誤って精神攻撃をしてしまったスタイルの良い女性が端のテーブルの椅子に横になっていた

奏汰は彼女を気にしながら受付へ向かった

「あの~すいません

スライム20匹討伐依頼を終えたんで魔石の確認をしてもらいたいんですが……」


「奏汰さんお疲れ様です、早いですね!では魔石の提出をお願いします」


「分かりました」

奏汰はスライムの魔石をポケットから取り出し受付のテーブルに置いた


「奏汰さん魔法の小物入れ持ってないんですか?」


「魔法の小物入れとは?」


「空間魔法陣が刻まれている小物入れでどんな物でも容量は無限に入れられるとても便利なアイテムです

もし良ければギルドでも販売してるので、お1つどうですか?

魔法の小物入れは銀貨5枚で販売しています」


(ん〜スライム討伐の報酬が銀貨8枚、スライムを討伐した帰りにチラっと宿屋を覗いたら1泊2食付きで銀貨2枚だったから魔法の小物入れを買っても今日の宿屋代は足りる)

奏汰は小物入れを買う事にした


「では魔法の小物入れと、その代金を引いた報酬銀貨3枚になります」


「ありがとうございます」


奏汰は魔法の小物入れ(茶色の巾着袋)の紐をスボンのベルトループに結び銀貨3枚を魔法の小物入れの中にしまった


「あと、飲み物を1杯頼みたいんですが何かありますか?」


「水か色々な果実を絞った果実ジュースがあります」


「果実ジュースを1杯、あのテーブルの椅子で横になってる女性が起きたら渡して貰えますか?訓練場でのお詫びを兼ねて渡したいんです」


「分かりました。では果実ジュースの金額は銅貨10枚です」


奏汰は銀貨1枚を受付のテーブルに置き、お釣り銅貨90枚を受け取り冒険者ギルドを後にする



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