第2話それぞれのクリスマスプレゼント

クリスマスのお泊り会のためにプレゼントを用意するけど、プレゼントは

事前に知られないようにそれぞれが買う事にした。

初めはネットで買おうとしたけど、時期的に当日に届くか不安だったから

学校の帰りに1人でショッピングモールへ行って買う事にした。


「2人へのプレゼントをか……」


財布の中身も電子マネーの残高も寂しいので、高いものは買えない。

あと、兄を上げる悩んだけど……冬だから、マフラーとか手袋とかがいいかな。

でも、手袋はサイズがわからないから、マフラーでいいかなと思ったけど

アウトドア用品のテナントがある事を思い出した。


 お父さんがアウトドアが好きで、着る物もアウトドアメーカーの物を買ってるけど

わたしにもダウンウェアやネックフォームを買ってくれたて、高いだけ合って暖かい。

なので、2人にもマフラーでなくてネックフォームを買ってもいいかなと思った。


 アウトドア用品のテナントへ行くと、ちょうどセールの時期であって

全品10%引きとなっていたので、ネックフォームに決めた。

フリーサイズだから、サイズは気にしなくてもいいかな。

コードでサイズ調整もできるし。

値段は3000円ぐらいするけど、何とかなるのでこれに決めた。

あと、自分の分も買っておいた。


 *****


 クリスマスプレゼントはそれぞれが買っておくとなったから、何時もは夕と一緒に

買い物へ行くけど、今日は1人に買い物に来た。

1人で買い物に行くのはかなり久しぶりだから、隣に夕がいないのはちょっと寂しい。

でも、事前にプレ円とを知られないためだから、仕方がない。


「何を贈ろうかな……」


夕も文乃もあたしから貰えるものだったら、なんでも喜ぶけど何では悩む。

夕がいれば相談できるけど、1人だからさらに悩む。

既に一通りのテナントを巡ったけど、思いつかない。

時計を見るともう19時近くだから、そろそろ帰らないとならない。


ただ、お泊り会まではあと2日しかないから、準備も考えて今日か明日にはプレゼントを買わないとならない。

悩みながら歩いてたら、女性の下着売り場の前にいた。


 そういえば、夕に渡した最初のプレゼントっ下着だったけど……もう、これでもいいか。

夕のサイズはE75で、文乃のサイズはC70で、ショーツは2人ともMとわかってる。

何でサイズを知ってるかと言うと……文乃の家に泊まった時に夕の胸のサイズの

話になって、その流れでお互いのブラサイズを教え合う事となって

さらショーツのサイズ話になったから。

ちなみに、あたしのサイズはA65でショーツはSサイズだけど、これでも少しは

大きくはなってるけどまだBには届かない……くっ。


 あたしのサイズは別にいいけど、文乃に下着なんて贈ったらあれこれ言われるけど

なんか思いつかないから、もう吹っ切れて下着をプレゼントする事にした。

そして、自分用のもかったけど、みんな色も柄も一緒の物にした。

  

   ******


 文乃ちゃんと温海ちゃんのプレゼントを買いに来たけど、2人は何がいいかな。

何時ものは温海ちゃんとあれこれ言いながら考えるけど、1人だといいものが思いつかないな~。

でも、温海ちゃんはクマのぬいぐるみをあげるけど、持ち帰るから小さいサイズに

するけど、文乃ちゃんはどするかな~。

 

 文乃ちゃんは誕生日の時も悩んだけど、これっていうのがないんだよね~。

わたしと温海ちゃんがあげる物なら何でも喜んでくれるけどね~。

でも、それはそれで悩むけど、文乃ちゃんにもぬいぐるみでいいか~。

文乃ちゃんはクマって言うよりは、ネコって感じだけど、スライムも喜びそうだよね~。

文乃ちゃんだったら、むしろスライムのぬいぐるみを上げてくれた方が乗ってくれそう。

だから、スライムのぬいぐるみにしたけど……思ったより高いかな~。

でも、ネタのためならば、お金を惜しんじゃ駄目だよね。

お金も足るし、これにしよう。ただ、2つとも持って帰るのはやっぱり大変。

だから、お父さんに電話して、車で迎えに来てもらう事にてぬいぐるみを買ったのだあった。


   *******


「明日はお泊り会だけど、プレゼント買った?」


冬休みに入ったから、わたしは夕の所へ遊びに来ているけど、今日は温海が

家の片づけがあると言って、珍しく来ていないから夕と2人。


「もちろんかったよ~。でも、大きいから温海ちゃんの所へ持って行くのは手伝ってほしいな~」

「確かに、これは大きいね」


夕の部屋の隅に綺麗に包装された物があるけど、これは間違いなくプレゼント。

思ったより大きいけど、サイズからしてぬいぐるみかな。

なんかネタバレをされたようだけど、中身が見えないからいいか。

温海はとにかくわたしにもぬいぐるみとは、ちょっと予想外。


 正直、わたしはぬいぐるみを抱いてるって柄じゃないけど

それでも、すこしはぬいぐるみの類があった方が女の子ぽいかも。

それに、夕から貰えるものだったらうれしいしね。


「なんか先に物がわかったちゃったね」

「別にいいよ~。どうせあげる物だから~」

「それもそうだ。どうせなら夕自身がほしかったかも」

「2人きりだし、別にいかも……」


夕が珍しく頬を染めたけど、夕さん冗談だよね?


「夕、冗談だよね?」

「……」


夕さん、何か言ってください。


「ちょっと、夕さんまさか……」


わたしは思わず唾を飲むけど、夕はすぐに笑い出した。


「はははは~もちろん冗談だよ~。でも、キスぐらいしてもいいかもね」


また夕が真面目な顔をするけど、夕の顔がどんどんわたしに近づいたと思ったら

唇と唇が触れたけど……軽くどころか、かなりしっかりとだった。


「キスしちゃったよ……」


夕が頬を染めて色っぽく言うけど、こりゃたまらん。

エロ漫画だと、このまま夕を押し倒して(以下略)だけど、そこまでは流石にしない。


「夕さん、一応、わたしの初めてだからね」

「女の子どうしだから、ノーカンでもいいよ~」

「それだと、夕も温海もキスしてない事にならない?」

「わたしたちは恋人同士だし~、ノーカンじゃないよ~」

「それじゃ、わたしもノーカンじゃないんじゃ」

「どうするからは、文乃ちゃんが決めてね~」


夕はそう言うけど、夕がファーストキスの相手でもいいか。

あと、わたしとキスしたことは、ちゃんと温海にも伝えたけど

あくまでも少し早いクリスマスプレゼントと言う事にしたが、温海はメッセージもで

何時も通りの反応で、顔を真っ赤にして恥ずかしがってるのが想像できるたのであった。

あと、夕がわたしとキスした事は怒ると言うより、呆れてたけどね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る