02-06
しかし魔女はやはり恐ろしい存在だった。魔女たちは死の間際に私に一層の魔力を注いだ――忠誠の証として。しかし、私にはわかっていた。それは呪いだと。もとより呪いと共にこの世に産声を上げた私は、魔女たちによって一層の呪力を帯びた。そして正視に堪えない姿となって死に絶えた魔女たちの首を落としたのは、私だった。
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