ウエポンウォーズ 第四章 願いをかなえる勲章
ウエポンウォーズ 第四章 願いをかなえる勲章
なぜ勝ってしまったソード。しかし、ソードは納得がいかなかった。
自分の衣服は影響はなかったからだ。
「おめでとうジャーン。君は今日から僕の奴隷ジャーン」
「え? 願いをかなえる勲章は……?」
わけのわからないことを言ってきたため。ソードは唖然とした顔で聞き返した。
しかし、エロ・ダイスーキは下種な顔をして、勲章を見せた。
「何言ってんジャーン? こいつは偽物ジャーン。第一こんなもの、お前たちに使うわけないジャーン」
彼女は膝着いた。そう、初めっから騙されたのだと。続けて、エロ・ダイスーキは言う。
「それに……。君はお父さんに売られたジャーン。彼お金に苦しんでいたジャーン。だけど、私は馬鹿だから君のお父さんを殺したジャーン。しかも、盗賊たちもバカジャーン。金払って、お前の裸体を拝ませておいたジャーン。
それにあの警備員もよくやってくれたジャーン! あの警備員はお前に敵避け粉をたっぷりかけたおかげで変態種は寄せなかったジャーン。
そして、お前以外の戦士にこれを付けていたジャーン!」
堂々と見せたのはとある魔法符。これは〈全装備破壊魔法符〉。これを貼ったことで起動符に魔力を送れば、たちまち相手の装備を全て破壊することができる。
「じゃ……。私が生き残ったのって……」
「そうじゃーん。お前を奴隷にするジャーン。あ、逃げようたって、無駄ジャーン。なんせ、ここの人間と全世界に欲情を増やす粉をばらまいたジャーン。逃げても―――」
ご機嫌がいい。彼はソードを見る。しかし、そこにソードはいなかった。
それは黒紫色の穴が浮かび上がっていた。しかし、穴は急速的に消えた。
「なんてこったジャーン! お前ら探せ! 探して……」
エロ・ダイスーキは苦しみ始めた。その姿はひどく凶暴な姿へと変貌した。
触手を纏った大型四足歩行の醜い大型獣だ。
次回 とある場所にさ迷ったソード
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