ウエポンウォーズ 第二章 それぞれの願い

ウエポンウォーズ 第二章 それぞれの願い


 ソードとクレイモアは闘技場の入口に入るけど、女性警備員から「全裸になるように」と言われる。


「な、何で?! 怪しく―――」

「わかった」


 ソードは恥ずかしがるけど、クレイモアは了承。すぐに脱ぎ始める。

 ソードも渋々脱ぎ、恥ずかしいところを両手で隠そうとするが「隠さないで!」と女性警備員に怒られる。

 隅々まで、女性警備員は調べる。しかし、ソードだけは念入りに調べる。胸、恥ずかしいところ、尻などを念入りに。


「もう大丈夫です。着てください」

「――――」


 クレイモアは素直に従うが、ソードは顔を下へ向いて、プルプルと震える。

 女性警備員は冷静な顔で「何をしている。早く……」ソードを急かし始めた途端。


「ふ、ふえええ~ん。お父さんしか見せたことないのに~……。お父さんにしか触られたことないのに……」


 ソードは泣き始めた。それを見た他の者たちも黒装束を着た暗い女性〈サイス〉が女性警備員に対して。


「あー。なーかしたー。なーかしたー」


 煽り始める。さらに褐色肌で筋肉質のワイルドな盗賊衣装を着た姉妹〈ハンマー〉と〈アックス〉が警備員を罵る。


「姉貴ー。あの警備員。戦士を泣かせているぜー」

「全くだなー。妹よ。何もしていない戦士を素っ裸にするなんて、はずかしいのお」


 さらに聖騎士の金髪女性〈ランス〉は警備員に対して「わたくしにはしなかったのに、彼女にはするってあんまりじゃありません事」と言い。警備員も”ぐぬぬ”となる。

 和風着物を着た黒髪長髪女性〈刀〉が泣いているソードに寄り添い。


「大丈夫ですか? 私が前になりますから、着て下さい」

「んー」


 優しく言われ、彼女は着替える。さらに修道服のたわわな胸を持った女性〈メイス〉が同じく前になる。

 それに猫みたいに寝ている狩人の恰好をした〈アロー〉。

 最後に机でお絵描きする白ツインテールの双剣使い〈ツインダガー〉。

 十人がそろうと同時に大型テレビから映像が出る。


「あー。皆さん。私は〈エロ・ダイスーキ〉ジャーン。お前たちよくここまで来たジャーン。お前たちの目的はわかっているジャーン。この勲章だろジャーン」


 若くスケベ顔な国王。そう、この闘技場の主催者エロ・ダイスーキである。

 エロの右手に持っているのは天使が描かれた勲章。

 その勲章は大きく輝いていた。

 一同はそれが目当てで見ていた。


 人物紹介


 サイス


 黒装束の根暗女。煽り癖が酷い。


 ハンマー&アックス


 義賊姉妹。盗賊とは違い、住人の味方だ。


 ランス


 重騎士女性。不正を絶対に許さないのか。警備員をひどくとがめる。


 刀


 大和なでしこのような姿をした女性。他人に手を差し上げるほどの優しい心の持ち主。


 メイス


 修道院服のかなりボリュームある体の持ち主。


 アロー


 狩人服を着た女性。猫みたいな気まぐれである。


 ツインダガー


 女の子。ただ呑気にラクガキしている。


 エロ・ダイスーキ


 国王?であるが、かなり変態。女の子を見て、鼻息がすごい荒い。


 次回 変態モンスター大集合!

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