ウエポンウォーズ
ユーディ
ウエポンウォーズ 第一章 集まれ武器の大会
この日。戦士の鎧を着た茶髪の釣り目女性〈ソード〉は剣と盾を持ちながら、とある闘技場に向かっていた。
「ここが願いをかなえるための闘技場……。父さん。どうか見守って……」
ソードは剣を構え、目を瞑る。何やら事情があるようだ。
それはこの闘技場にしかないと言われている願いをかなえる物である。だが、それを手にした人間はまだいないらしい。
しかし、空気読めない奴が来た。そう、盗賊三体だ。
ここでは盗賊の被害が後を絶たない。
盗賊たちは下品な笑いをしながら、襲い掛かる。
だが、ソードは縦でジャストガード。さらに反撃とのシールドバッシュからの斬り上げで倒す。
相手は怯むが、何か秘策があるのか。男は思い切って、それを投げた。
「なんの」と真剣な顔つきでそれを壊すが、その瞬間。ソードの衣服が一気に飛んで、下着だけになった。
そう、この玉の正体は外し玉。ぶつかると同時に衣服が弾け飛ぶ。
下着は何と真っ白だ。
恥ずかしさのあまり、隠してしまうソード。顔は真っ赤だ。
さらに下種な盗賊はもう一度投げる。
ソードは恥ずかしさのあまり、集中が乱れ、当たってしまい、とうとう下着が飛んでしまった。
両手で隠そうとするソード。
ニヤニヤしながら、襲い掛かる盗賊。すると、その後ろから、大剣を持った赤い短髪で盲目のビキニアーマーを着た女性〈クレイモア〉がやってきて、盗賊たちを殺した。
「無事か?」
そいつはあんまり喋らないのか。かなり無口だ。ソードは頬を赤く染めながら、衣服を着直して「え、ええ。平気よ」といった。
かくして、この二人はかなり楽しくも色気たっぷりな闘技場へ向かうことになった。
人物紹介
ソード
茶髪の戦士服女性。盾と剣を持っており、何か事情があって、この闘技場へ向かった。
しかし、恥辱は大の苦手で取り乱しやすい。
クレイモア
赤髪の短髪、ビキニアーマーの女性。盲目であり、匂いで敵や味方を感知する。
次回 第二章 それぞれの願い
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