日本は広い

 毎日暑いんだか寒いんだか……もう訳が分からない東雲です。

 皆さん体調管理にお気をつけ下さいね。


 夏は子ども達の大会シーズンが始まり、親も右往左往していて更新頻度は亀の子になることをお許しくださいませ。8月になればちょっとは落ち着く……かなぁ。


 先日息子の大会のため、久しぶりに車で県外に行ってきました。

独身時代は好きな旅行先として度々お邪魔していた某海なし県なのですが、何年ぶりでしょう。20年ぶりくらいにお邪魔させていただきました。


 子どもが中学までの大会遠征は、世話役が保護者主体のため、遠征費はすべて負担で移動も全てチーム単位で動いておりましたが、高校生からは学校単位で行動するため親の付き添いは不要です。もし応援に行きたい場合は個人で……ということで、初めての別行動での大会参加。


 チームで移動すると単独行動はできませんが、今回は個人なので夕飯を食べたらその辺を散策するとかができます。


 県外遠征って聞くと聞こえはいいけれど、大会会場とホテルの往復しかしてないんだよ……!! そしてご飯は大人数で入れる焼き肉か中華の二択! どこへ行っても! 地のものが食べた――い!!(魂の叫び)


 ……と、話はそれましたが……今回は息子の宿泊先とは別のところのホテルをとったのですが、そこの周りが凄かった……。


 けして都会とは言えない県だったのですが、それでも全国的に有名な観光地のそばにある町でした。

が、車でホテルに近づくたびに周りの建物のくたびれ感と申しましょうか(笑)古さが目立ち始めます。

自分が住んでいる県も田舎ですので、中心部は栄えているとは言え全国の田舎は自分の県と同レベルという感覚でございましたが、旅先はなんと言いましょうか……自分の子ども時代(昭和末期~平成初期)で時が止まっているような感じだったのです。


 ちょっと懐かしさを感じるような。かといって現代レトロ風にまとめられている……ということでは無くて、昔は賑わっていたんだろうな……と思えるけれど、今はその賑は一つもなくて『さびれた』感が満載。


 夕飯を食べにホテルの周りを家族で歩いたのですが、まずあまり人に会わない。

そして広がる昭和五十年代くらいに栄えていたであろう当時はきっと最新式であったろう商店街。

お見せできないのが残念なのですが、すっごいお洒落レトロなんです。当時は絶対にお洒落で、きっとこの街に住んでいる人達はここに居ることがステータスだったんじゃないかなって思えるような商店街。


 ただ、今ではほとんどのお店がやっておらず、お店の中はガランと空洞か、もしくはゴミだらけ。たまーにポツポツと営業しているお店があったり(そのお店も今どき誰が来るの?!という感じのお店)なぜかタイやインド系の飲食店は営業してました。賃料が安いのかしら(汗)


 なんだか千と千尋の神隠しの世界に迷い込んだような感覚でした。


 商店街の道路には人工の川が流れていて鯉が泳いでいたり(モネの絵画みたいな)、レトロな橋がかかっていたり。どこもちょっとだけ洋風で、でも和も感じられる不思議な空間。

なのにどこにも人がいなくて(笑)私達は変なテンションになって写真を撮りまくってしまいました(^o^;)


 結局地元の美味しいごはん処は発見できず(あってもすごーく入りにくかったんです。地元の人しか来ないような)チェーン店に入りましたとさ(そのチェーン店も人がいなくてどうなってんの~って感じでしたが)


 もう、平成も終わり令和も6年目だというのに未だにこんなところがあるんだ……と思うと、日本はこんなに小さいのに広いなぁ……としみじみと思った一日でした。

時間があったらもっと散策したかったです。あんなに大きな商店街全体がきちんとデザインされているのに商店街ごと寂れている所も珍しいと思うんですよね。一部今風にリフォームされてたりしてもおかしくないのに昔のまま放置って感じで(道路は一部綺麗になっていましたが)


 目を閉じて、ここが賑わっていた頃を想像すると不思議なワクワク感があって、何をしたわけではないのですがとても楽しかったです。


 子どもが生まれてから観光らしい観光をしていなかったけれど、旅行って楽しいかも。そして都会より田舎のほうが面白いかもしれません。


 あ、大会はちなみにそこそこの成績でした(笑)ちゃんちゃん。



────────────────────────────────



☆ここまで読んでくださって有り難うございます!気軽にコメント等いただけると大変喜びます!☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る