ヒロイン(主人公)の魅力。

 最早『夜更け』にしか呟いていないんだから、『夜更けの独りごと』にタイトルを変えたらどうだいと思いますが、夜明けを指す東雲の独りごとなんだから夜更けに呟こうが『夜明けの独りごと』でいいんだい! と謎の主張をしたい東雲です。


 いや、だからなんだよ(笑)


 ……すみません……、どうでもいい事を呟きました(⁠;⁠^⁠ω⁠^⁠)




 前回、東雲の思うヒーローのお話をしていたのですが、ではヒロインは? と言うお話です(メイン小説の多少のネタバレを含みます)


 ヒロインと言うか『主人公』についてなのですが、『アルカーナ王国物語』の主人公についてではありますが、主人公のイルはとにかく『特別な力を持ち合わせていない』主人公にしたいなと思っていました。


 ファンタジーの主人公なので、なにか特別な能力がなければ話は面白くなりませんし、ドラマチックな展開にはなりません。

イルは狼になれますし、一応『族長の姫』と言う立場的には特別な立ち位置にいるかもしれませんが、狼になれるだけ、魔法は使えない、血の剣ブラッドソードを作るという能力は合ってもそれを武器に戦う事は出来ません。


 悩んで、自分のコンプレックスを乗り越えて、自分の良さに気がついて、自分のできる事を探していける子にしたかった。


……娘に向けて書いた話だったので特にね(笑)

剣が強いとか、なんでも出来ちゃうスキルはヒーロー役に全振りしました。



 イルはある意味娘なのです。


 私から見たら素直で優しい子で、それだけで素敵な子なのに、いつも自信がなくて自分には大した力がないんだと思ってる。


 そんな彼女に『貴女は貴女らしく生きているだけで素敵よ』と伝えたい気持ちもありました。


 イルが狼になれるのも、血の剣を作れるのも、苦難にあっても笑顔でいられる強さも、本当は特別な力で武器なのですが、本人はそれに気づいていなくて自分の武器だと思っていない。


 自分の中にいくつもある、貴女だけの魅力にも気がついてね、と言う思いもあります。


 いつか出会うであろう伴侶(ガヴィ)やまわりの大人(ゼファー等)も貴女の魅力を解っていて、いつも側にいるよ、見ているよ、と。


 何かに頑張れる、と言うのはある種の才能だと思うので、主人公には特別な能力はなくとも『何かに向かって努力する。頑張る』事を頑張って欲しいな、と私は思います。


 自分で作ったキャラクターなのですが、私はイルの忖度なく、人の良い所を素敵だなと思えて、相手の気持ちを考えつつ素直に人を褒めたり気持ち伝えていこうとする所がとても好きです。

もうちょっとワガママになってもいーんだよ! なんて思いながら書いてます(笑)


 最近はチート能力凄かったり、悪役令嬢なんだけど結局の所綺麗で頭も良くて家柄も良くて……みたいな主人公も多いのですが、やっぱり私は努力して成長する主人公がいいし、主人公の内面の魅力に気がついて真に好きになってくれるヒーローがみたいなあと思うのです。


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