第2話 膜が覆ってしまったきっかけ
私の周囲を透明な膜が覆っています。
その膜が覆った時は、私が大学生の頃のようです。
私は大学生の頃、車の運転をしていました。
そうすると、何度か魂が体から離脱するかのような経験をしました。
気絶しそうな、魂が浮き上がるかのような妙な体験でした。車の運転中に起こることが多かったため、そうなった時には、事故を起こさぬように、細心の注意をはらって運転をしていました。
大学生の頃のある時、私の周囲を透明な分厚い膜が覆っていることに、気が付きました。
私の世界は、膜で隔てられてしまったのです。
子供の頃にも、動物園や水族館に行っても、心が弾まなかったので、もしかしたら、小さなころから、私は膜に覆われていたのかもしれません。
私は、大学生の頃か、もしかしたら小さなころから、体の外側が、透明な分厚い膜で覆われるようになってしまいました。
きっかけは、多分ストレス。小さな頃から、かなりストレスの多い環境の中にいたため、それで膜が覆ってしまったのかもしれません。
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