図書室に居るのに、本に触れなかったらどうします?おまけに鏡にも映らず、他の場所にも行けない。そんな生き地獄(?)の渦中にあった本作の幽霊。ある日、自分を認識してくれる生徒と出会います。止まっていた時間が動き出した瞬間です。でも……自分は幽霊、彼は人間。近づきたいけど近づけない。焦れ焦れするような、もどかしさの行く末は――――出会えてよかった物語。
懐かしい学校時代を思い出させてくれるお話です。