第126話
惑星雪風の開発が完了した。
これで、住民が移住すれば惑星運営が開始できる状態となった。
移民希望者は銀河帝国内で募集されており、早ければ1週間後に第1陣が到着するとのことだ。
惑星開発艦を護衛艦隊をつけて次の開発候補の星に送る。
人員はハルカ達が太鼓判を押した従業員に任せた。
護衛艦隊は駆逐艦10艦に旗艦として軽巡洋艦が1艦だ。
護衛艦隊に配備されているのは5人でローテーションを組んで仕事をしてもらうことになる。
ハルカ達の艦隊から人員を引き抜きステーションの防衛艦も5艦隊新たに新設している。
構成としては駆逐艦10艦に旗艦として軽巡洋艦が1艦と護衛艦隊と同じ構成である。
予定としては惑星開発艦の護衛艦隊と新設された防衛艦隊は2週間で入れ替える予定でいる。
最初は1か月という案もあったのだが、長期間の拘束は女性陣に反対された。
まぁ、試してみて様子を見る必要もあるだろう。
何にしても人員が足りていない。
新たに人員を雇う必要を改めて実感した。
「マーチェ、人員に心当たりはないかな?」
「そうですねぇ・・・。実家のほうに連絡してみます」
「悪いけどお願いね」
最近は明石とヴィービルは顔を出していない。
戦闘シミュレーションの課題は端末経由で届けられているので元気ではいるようだ。
気になって何をしているのか聞いたら秘密とのこと。
明石は自我を持ってからそんなに時間が経っていないが、ヴィービルもついているので大丈夫だろう。
元宇宙海賊の人達は真面目に働いている。
もう少し様子を見る必要はあるが準備はしておこうと空いている造船ドックに採掘艦と輸送艦の造船指示を出しておいた。
技術者達がいなくなったことで資源のほうには余裕ができている。
どれだけ技術者達の資源浪費が酷かったのか突き付けられた形だ。
アバターである明石は艦から離れているが、本体である工作艦の方でもしっかり仕事をしてくれている。
今は重巡洋艦を中心に造船し、造船された重巡洋艦は各艦隊に配備される。
旗艦として戦艦を配備したいところではあるがそこまでは手が回っていない。
ステーションには造船会社も数社入っている。
軍艦の売り込みもされたのだがコストと性能に費用を天秤にかけ断った。
自分のところで造ったほうが圧倒的に性能が高く安く済む。
造船会社は冒険者や採掘ギルドの所属員向けに民間船や採掘艦を造っているようだ。
マーチェ曰く、造船会社はライセンスなどの関係上どうしても割高になる。
自分のところで艦を色々造っているが領主が自衛の為に戦闘艦を造るのは認められているそうだ。
領主になる前にも戦闘艦を造っていたが、ハーリー星系の領主である父のカールが許可を出していたので問題ないとのこと。
法律も本格的に学んだほうがいいのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます