第124話
今回、引き渡された元宇宙海賊は子供連れが多かった。
子供達は遊ぶことも許されずずっと働かされていたという。
両親も元締めに逆らえず、ほとんど一緒に過ごすことが許されなかったそうだ。
病院船でまずは健康状態をチェックする。
全体的に栄養失調の者が多かった。
すぐにでも働いてほしいところではあったが、まずは健康を取り戻すところからだ。
子供達は専用の施設を作り預かる形となる。
これは、大人組への人質の側面もあるが、教育を施し子供の可能性を広げる目的もある。
子供達には学んだ内容によってお小遣いを支給する。
それとは別にスペースウォーの端末を設置した。
プレイ料金は俊持ちである。
現在、ステーションでは艦隊指揮官が不足している。
遊びながら実力を伸ばし、艦隊指揮官を確保できればいいという投資の目的があった。
健康状態のいい大人はまずは、ステーション内での仕事をしてもらう。
賃金は少ないが仕事ぶりを確認し割の良い仕事も割り振る予定である。
候補としてはやはり、資源採掘だ。
盗掘という形ではあるが、資源採掘のスキルを持っている人も多いので何とかその辺を生かしていきたい。
少しずつ採掘ギルド所属の採掘艦は増えている。
それでも今後のことを考えれば、まだまだ資源が足りていないのだ。
惑星雪風の開発が終われば、星系内の他の惑星の開発をする予定がある。
その際、近くに小規模でもいいのでステーションを設置する予定だ。
ステーションを増やせば便利である反面、防衛用の戦力が必要になる。
今いるステーションの開発も続けなければならい。
回収された資源は現在、全て消費してしまっている。
資金繰りは完全な赤字である。
皇族の惑星開発ということで開発費用として皇室からかなりの額が振り込まれていた。
マーチェによれば、自前で採掘や宇宙生物を狩っている分、他の惑星開発と比べれば予算を抑えられているとのことだ。
惑星開発中は資源を買いあさったりするそうで、全体的に資源が高騰したりということも少なくないとのこと。
ハーリー星系から資源を輸入することも考えたが、資金には限りがある。
いつ必要になるかわからない為、資源の購入は最終手段ということにした。
ライフラインも整ってきているが、それでも足りていない分は輸入するしかない。
食料と水に関しては少しずつ備蓄を開始している。
惑星開発が終われば改善されるはずだがそれまでにはまだしばらく時間がかかるだろう。
領主として最悪を想定して動くしかない。
星系内にいる人々の安全を守る義務があるのだから・・・。
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