第102話
抵抗も許されず、ホテルに連れ込まれたわけだが・・・。
普通に飲み物を飲んだりとゆったりした時間が流れていく。
しばらくするとコンコンと扉を叩く音がする。
ハルカが対応の為に、扉を開くと現れたのはアカネとフィーネだった。
「もう、4人だけデートとかずるいですよ」
「まぁまぁ。そう言わずにちゃんと呼んであげたでしょ」
「それはそうですけど・・・」
アカネとフィーネも加わり、雑談をする。
ホテルの備え付けの冷蔵庫にはお酒も入っていたが前科がある2人がいるので禁止している。
女3人寄ればかしましいと言うが、6人も集まればきゃいきゃいと騒がしい。
俊は話題を振られれれば応える程度だ。
楓とは両思いで付き合っているが忙しすぎてそれどころではなかった。
恋人がいない歴=年齢に近い状態なのでこの中に入っていく勇気はなかった。
1時間ぐらいした頃だろうか、扉が再びコンコンと叩かれる。
今度もハルカが対応の為に、扉に向かう。
現れたのはマーチェだった。
「何なのよ。私はこれでも忙しいんだけど」
「まぁまぁ。そう言わずに」
マーチェは文句を言いつつ部屋に入ってくる。
マーチェはドレス姿だった。
女性7人に対して男は俊1人。
正直、帰ってもいいだろうか。
「全員揃ったわね。俊はちょっと待っててね」
そう言って女性陣が別室に消えていく。
することもないので俊はコーヒーを飲みつつぼけっとする。
しばらく待っていると昼間買った服を着て、楓が出てきた。
「お待たせ」
「楓・・・?」
「どうかな?」
「どうかなって・・・。状況を理解できないんだけど・・・」
「とか言って視線を感じるんだけど・・・」
正直、好きな子が際どい恰好をしているのだ。
視線はいってしまう。
2人きりだったら衝動に流されてしまったかもしれない。
「他の子のことは気にしないで・・・」
そう言って楓に押し倒された。
結局、流されるままに楓と行為をしてしまった。
が、それで終わりでなかった。
楓が別室に移動すると今度はハルカがやってくる。
「えっと・・・」
「男は度胸ですよ?」
そう言ってハルカが迫ってくる。
抵抗しようとしたのだが、獣人の身体能力の高さに負けて、襲われてしまった。
その後もアカネ、シオン、フィーネ、エルフィンド、マーチェと流されてしてしまった。
一晩で7人も手を出すとか、自己嫌悪に陥る。
喉が渇いたなと思ったらハルカが瓶を渡してくる。
疲れていた為、そのまま飲んだのだが、その後の記憶がない。
後で聞いた話では7人相手にハッスルしてしまったようだ。
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