第25話
「おはよう正輝」
彼女は勉強机の椅子に座って僕の顔を見ていた。
「不法侵入」
「不法侵入じゃないよ、ちゃんと誠一のお義母さんから開けてもらったから許可侵入だよ」
何だよ、許可侵入って……。
わけのわからん名言みたく、彼女はそう言ってカーテンを開く。
「何しに来たんだよ」
「可愛い幼馴染みが起こしに来てそんな言い方はないと思うけど?」
自分で言うか、まぁ可愛いんだけどさ。
「ほら、さっさと顔を洗ってきなさい」
そう言って無理矢理起き上がらされる。
本当に強引である。
「部屋、綺麗じゃん」
「昨日家宅捜索に入られたんだよ」
家宅捜索とはいわゆる強制的に息子の部屋を掃除することを言う。
今思えば、昨日強制的に何の前触れもなく掃除されている時点で前兆はあったのだ。
「何? 何かやらかしたの? セクハラ? 駄目だよ、私に接するようにセクハラしちゃ」
「お前は僕を何だと思ってるんだ」
「セクハラ魔、DV男」
酷い言われようである。
そこまで言われような事彼女にしたかな?
「ひでぇ言われよう」
そう言うと、彼女は台所へ行き、僕は風呂場へ向かいシャワーを浴びて
幼馴染みと隣席と僕と ゆうき± @yuuki0plus
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