第12話
私は顔面の中心で拳を受けた。そのまま勢い良く壁に叩きつけられズルズルと滑る様に座り込む。
鼻血が滝の様に流れる。これは中々の痛みだ・・・・脈を感じる、血という見慣れないものを見て現実感が増しより痛みが倍増する。・・・・しかしこんなものか、顔面陥没する位の威力あるかと思ったけど。
「一里塚!!!止めろ!!!」
幼女が私と大女の間に入る。
「カクシ様!どいてください!」
「・・・・ねぇカクシって名前なの?」
私が聞く。
「!大丈夫ですか!?」
「私は波見出衣耶音・・・・カクシって呼んで良い?」
「なんとでも!それより血が!」
「じゃあ~カクシ。・・・・舐めろ」
「!?貴様何を!?」
「はい」
そう言うとカクシは私に覆い被さり両手で私の頬を抑え血を舐め始める。
丁寧に鼻からまだ流れているも血を吸いながら綺麗にしていく。そのまま鼻の下、そして口に来た時私は思いっきりキスをする。
くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・
お互いの舌と唾液と私の血を絡めながら行為は続けていく。
「んっ・・・・あ・・・・・・んんっ」
時々カクシの甘い声が漏れる。しかし抵抗はない。むしろせがまれているような。
キスが終わるとカクシは何も言わず残りの血を舐め始める。
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