第7話

承諾。幼女と大女は承諾した。

大女が円陣を解く。私は幼女の顔が私の胸に埋めるように思いっきり抱きしめる。

「!!?」

世界が元に戻った。割れた窓は戻り、山手線は何事もなかったように走る。

代々木駅に着く。私は幼女を抱きしめ抱えて電車を降りる。大女もあとを付いてくる。

改札を出てフッと思う。今頃電車は大騒ぎだろうなぁ。吐瀉物と血まみれなんだから。

「ぷっは!ど、何処へ行くのですか?」

私胸から顔をはがし幼女が聞いてくる。

幼女軽いなぁと思いながら答えず歩き続ける。

着いたのは私の家。私が一人で暮らす割と綺麗なアパートの1室。

中に入り、私は手を挙げながら聞く。

「料理作れる人~?」

「「は?」」

ポカンとする2人。

「え、作れないの?」

「あ、私は・・・・作れるがカクシ様の身の回りの世話をさせてもらってたから・・・」

と大女が手を挙げる。

「そ、じゃあ冷蔵庫に色々入ってるから何か作って。・・・・冷蔵庫は分かるよね?」

「ば、馬鹿にするな!それぐらい分かる!」

「で、君は・・・・・」

視線を幼女に向ける。

ビクッとする幼女。ちゃんと恐怖が刷り込まれてるね。

「わ、我は・・・・?」

「私とお風呂入ろう」

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