映画館の怪人への応援コメント
恋愛を書いているようで実は書いていないのだけれども、読者がラブストーリーを感じるのは、そこに居ない映画館の怪人を見る舞と同じく、読者自身の世界をこの物語の中に投影しているから。でしょ?
小説ってそういうものだよねってものを今回も読ませて頂きました。
説明過多にならぬよう、行間を考えて書く。いや、もうそんな意識なんてしなくても、朝吹さん独自の行間感覚が染み付いている。私も同じく。
以前自作紹介で「行間広めでごめんなさい」と書いていたら「横書きのWeb小説では空白改行を入れますから、全くそういう感じはしなかったですよ」と慰め(?)られたことがあります。
まあ、うん、はい、仕方ないですね。
作者からの返信
西野ゆうさん
行間にも多種多様ありますからね(;'∀')
行間はその空行にちゃんと意味があると見える人なので、web小説の形態はとっても読むの苦労します。
西野さんは一行に入る情報量が多いので、行間が広いよりは、適度に詰まってる印象です。
情報量は多いけれどリーディングの邪魔にはならず、説明くさくないのが、すごいなと毎回。
西野さんが西なら(適当)、知っている方の中なら、クロノヒョウさんは南かな?
東にいるのが大隅スミヲさん。ミニマムで、ほとんど描写しないのに、ありありと浮かびます。
わたしは自身は意外と真ん中の中央値だと想っています。
この前レビューさせてもらったのですが、蘆 蕭雪(ろ しょうせつ)さんなどは彫金のような文章で、極北でしょうか。
好みは分かれるでしょうがあんな文章を均一に書けるのは、口が半開きになるほど凄いです。
文章に正解はありませんので、書きたいものと、用いる文体が一致していたら、いちばんよい効果が出るのでしょう。
編集済
映画館の怪人への応援コメント
朝吹さん、こんにちは、
朝吹さんがお書きになる「映画館の怪人」なので、ぜったいに怖い話かと思っていました。読み始めると、来年は幕を下ろすことになるミニシアターの話なので、「Cinema paradiso」を思い出していました。あの映画、よかったぁ。
でも、この物語はなんと、バイトに来た嶋田北斗くんと、先輩の香取舞ちゃんのかわいいラブストーリーでした。
香取がかとり、舞、まい、まいまいになっていくのよね。
「香取さん」
「はい」
「スカートの裾、ほつれてますよ」
どこ見てんのよ。
「縫いましょうか、俺」
嶋田くんはそう云った。ほのかに笑うその口端に、たこ焼きのソースが薄くついていた。
ここ、すごく好き。嶋田くんが映画館の怪人じゃないですか。
この作品、すてきです。
作者からの返信
九月ソナタさん
いろんなジャンルを書いているので、七回に一回くらいの確率でホラーが当たります。
本作はとっても珍しい、現代を舞台にした恋愛もの、アオハルものになります。
「ミニシアターで恋をして」がお題でしたから恋愛させないわけにはいかなかったのです。
アメリカ映画なんか観ていると、とんでもなく巨大なバケツでポップコーンを売っていますけど、あれが昔から気になって。あれを食べきれるんだ~とか想ってしまいます。
バケツポップコーンとコーラ。どう考えてもお腹いっぱいになりそうです。
昔の映画館は上映中もパンなんかを売り歩く人がいたというのが愕きですよね。野球観戦と同じようなノリだったのでしょうか。
好きな話といって頂けて嬉しいです♡
ありがとうございます。
映画館の怪人への応援コメント
朝吹様
今回も楽しませていただきました。
思うのです。朝吹様はどうしてこんなにもいろんな知識があるのか、と。勿論、その膨大な知識量に加え、作家としての逞しい想像力と独自の世界を構築する創造力が素晴らしい作品を生む原動力になっているのだと思います。
さらに、まるでその時代その場所にいて、実際に体験してきたかのような臨場感のある描写にいつも感銘を覚えます。読者をそのフィールドへ連れて行く朝吹様の筆力は圧巻です。
昭和の高度成長期を支えてきた若者たちを温かく受け入れてきた小さな映画館が静かに役目を終えるお話は心に沁みました。
東北から集団就職で上京して来た16歳の女の子は、今はリタイアしてゆったりと老後を過ごしているでしょうか。もしかしたら映画館の怪人であったかもしれない掃除のおじいさんは……しめやかに役を降りて無聊の日々に身を置くのでしょうか。
などと、的外れのような想像をしたくなりました。
それに、そうか。 朝吹様はサンジェルマン伯爵なのかもしれない……そんなことも想像しました。
『映画館の怪人』
素晴らしかったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
ブロ子さん
都会の周辺限定ですが、一つの町の中に何でもあった。そういう時代があったのですよね。
八百屋さん、床屋さん、植木屋さん。その並びに、寄席あり、映画館あり。
車がメジャーではなかったので、町の中でコンパクトに生活していた。
ミニシアターがそこら中にいっぱいあった。
だんだん大画面になり、音響に力を入れるようになり、映画というのは特定の場所に出かけて行って観るものになってしまいましたが、一時は銭湯のように、あちこちに小さな映画館があって、古い映画なんかを二本立てで上映してくれていた。
持ち主が年老いて、建物が老朽化して、家の中でもいつでも映画を観ることができるようになって、昔ながらの特色あるミニシアターは消えてしまいました。
鑑賞料金も、値上がりしすぎです。
映画はお茶代くらいで観ることが出来ないといけないものだと想うのですよ。
楽しんで下さってありがとうございます。
あんまり細かいところまで書かないようにしているのですが、その方がかえって読む側が想像を膨らませてくれるのか、本作についても、ブロ子さんが自力で余白を想像して楽しんで下さったのです。
そんな方に読んでもらえて、この作品を書いて良かったなと心から想うことができました。
ボーイミーツガールでしたが、ボーイミーツボーイでも良かったかも( ´艸`)
ありがとうございました。
映画館の怪人への応援コメント
映画館にたこ焼き売ってるの凄く食べたいです。
うちの実家の近くにある昭和の昔からやってるミニシアターは待合時間に昭和歌謡が流れてて、ポップコーンも売ってなくて、かわりにあたり前田のクラッカーとか売ってて昭和にタイムトラベルしたみたいな気分になります。
作者からの返信
海猫ほたるさん
映画館にたこ焼き。われながら「誰が食べるんだよ」と想いながら書いていたのですが、食べたいと仰って頂いて安堵いたしました。ソースの関係で食べやすいかどうかはギリギリの線ですが、上映前に食べるならいいかーと。
昭和の昔からあるミニシアターは経営者が亡くなるにしたがい、どんどん潰れていますので、今のうちに写真を撮っておいたほうがいいですよ~!
映画館の怪人への応援コメント
映画館の怪人は、わたしの空想でもあり嶋田君でもあり、清掃のおじいさんでもありと言った感じでしょうか。
「オペラ座の怪人」好きでDVDやネットでよく観ました。「レミゼラブル」や「キャッツ」と同じくらい。(歌声は日本人じゃない方がやはり迫力があると思う。本場で観てみたい!)
コリント様式の大理石の柱、まさにオペラ座の怪人の世界ですね。
わたしと嶋田君の恋の始まり方もよい〜。朝吹さんの現代ドラマの恋愛って初めて読みました。リアルでドキドキしました!
たまにはコメントせずにさらっと⭐︎だけ置こうかと思うのですが、毎回完成度が高くて色々な感情が湧き起こってしまい…長文失礼しました。
作者からの返信
葵 春香さん
こんにちは。コメントは嬉しいのでいつでも大歓迎です~。
そういえば、アダルトな記述、pixivなら掲載OKみたいですよ。
「青いつばめ」の完全版はそちらに載せてはいかがでしょうか。
新しい読者があちらでも増えるかもしれません。
「オペラ座の怪人」は原作がまず大好きでした。
謎だらけではっきりしない物語なのですが、説明のできない吸引力がありました。
「レミゼラブル」もいいですよね! あれはどう創っても劇的になるので、ひと昔前の困った時の「忠臣蔵」のように、不死鳥のように何度も映画や劇となって出てきますよね。
知っていた映画館が、戦前に建てられた古いデパートのようで、内装が凝っていて素敵だったんですよ~。
他にも地下にあるミニシアターとか、座席がベンチになっている劇場とかもありました。
どんどん消えてしまい、残ってないでしょうね。今はぜんぶシネコン。シネコンも落ち着けるので好きですが。
コメントありがとうございました✨
映画館の怪人への応援コメント
こんばんは、私も読んじゃいました☺️
ミニシアター。仕事をしていた時、ちかくにあったのは知っていたものの、結局一度も入った事がありませんでした💦
奥まで入れば、こんな世界が広がっていたのかなぁと想像しました。素敵な空間ですね✨
「お茶をしばく」という言葉にすごく反応してしまった、ヒニヨルです。私の友人の一人が、めっちゃよく使います(笑)
私は関西人なので、この物語にでてくる所々の単語に反応してしまいました。
ふたりの恋愛の様子、映画館の怪人と共に語られるお話し、とても楽しく読ませて頂きました☺️
恋愛苦手ジャンルと仰っていますが、とても素敵でした✨(ヒニヨルは恋愛ジャンルはちゃんと書いた事がありません😱)
作者からの返信
ヒニヨルさん、お忙しい中、ありがとうございます。
ミニシアターというと今では、きれいな感じを思い浮べてしまいますよね。昔はアングラ劇場に近い感じでしょうか。一部のマニアしか好まない映画を上映していて、かろうじてまだ残っていたそんな映画館に何度か行ったことがあります。一つは地下でした。
大きな古い映画館も取り壊し前に行ったことがありますが、内装が素敵なんですよ~。老舗デパートみたいでした。
「茶をしばく」「かたす(片付ける)」を使うのは関東なんですよね。関西っぽいのに。
ヒニヨルさん関西なのですか? 京都大阪神戸和歌山と、それぞれちょっとずつ違いますよね。
テレビで「関西弁」として取り上げられるものは、わたしには和歌山に近く想えてしまいます。
頑張って恋愛ものを書いたので読んでもらえて嬉しいです✨
映画館の怪人への応援コメント
お題でカクコン挑戦企画にご参加ありがとうございます🙇
はぁ~(///∇///)
面白かったです(〃艸〃)
過去のミニシアターや主人公の妄想(?)と今の現実とが素敵に重なったり交差したりで楽しく読み進められました(*´-`)
このミニシアターも映画館の怪人もずっと心の中にい続けてくれるのだろうなと思うとあたたかい気持ちになる本当に素敵な物語だと思いました♡
嶋田くんも可愛い(/▽\)♪フフ
作者からの返信
クロノヒョウさん
いつも楽しい企画をありがとうございます♪
ホラーの後は恋愛でした。わたしの最も苦手な恋愛でした(二度云いました)
頑張ってアオハルを書きましたよ~。もう恋愛なら恋愛にするしかないと!(語彙力…)
ミニシアターって居心地がいいですよね。数ヶ月待てば家で視聴できるので映画館からはすっかり遠のいてしまいました。もうちょっと料金が安かったらいいのにな~。
楽しんで下さってありがとうございました(´ω`*)
映画館の怪人への応援コメント
やーん、ほっこりニヤニヤしちゃいます。時代遅れなようでいて実はどこよりも洒落た映画館の片隅で、映画のスクリーンの中で起こるようなありふれた、でも特別な出来事が、この二人にも起きたのですね!
映画館の怪人は、きっと掃除のおじいさん。私の中ではそういうことになりました。
オルゴール付きのアンティークな小箱に収めたいような素敵な商品をありがとうございます(*´ω`*)
作者からの返信
鐘古こよみさん
ほっこりニヤニヤしちゃって下さい~。
初々しいですよね(/ω\)
現在、映画をみる時はシネコンばかりなんですけど、寂れたミニシアターや、とんでもなく大きな映画館がたまに恋しくなります。
映画料金が高くなりすぎて、迫力を売りにした作品以外では、滅多に行かなくなってしまいました。
古い映画館の、前の人の頭が邪魔になるあの感じ、そのうち知らない人の方が多くなるのでしょうね。
とっても珍しい、かわいい恋のお話しでした💕