第7話

12時に次、上がります




--------------------------------




「やっと家に着いたな」


僕は家に入った直後ソファに飛んだ。

やっぱ柔らかいソファは神だ、学校の疲れをだいぶ癒してくれる。

現在美咲は家に帰っているので言われることがない、最高や。


そんなことを言っていると玄関の扉が開いた。


「やば」


「なにがやばっよ」


あ、終わった。これは説教コースかな。


「ま、今日だけは許してあげるけどせめて着替えなさい」


「は~い…」


僕はしぶしぶ部屋に戻り着替えた。


「着替えたぞ~」


「翔太は言われなきゃできないの?」


「言われなきゃできません」


もちろん即答してあげた、いわれても基本はしないけど美咲にいわれたらやるしかない。


「じゃあ、私は言わなくてもいいかな」


「それは困ります、本当に困ります」


美咲がいなかったら僕は本当にダメ人間になってしまう。それこそヒキニートに…。

それはあってはならない。


「翔太いつものやる?」


「おねが~い」


そう、俺には決まってやることがある。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る