第11話

今日は魔界冒険者組合の関連で

ヘモグロビン魔宮へ吾輩とミスティ、リカルドで向かうことになった。

魔宮の調査を進めていると

ミスティが

走ってきて

「聞いてくださいよ魔王様」

と言ってくる。

何かあったのか?

「どうしたミスティよ」

「リカルドが」

「リカルドが?」

「お前は女々しいとか言ってくるんですよ!俺って女々しいですかね?」

「(女々しい?そんな感じは無いが)どの辺が?」

「魔王様ベッタリなところらしいです」

「(それは否定しねーが)それと女々しいのは別だろ?」

「リカルドよ」

「はい魔王様なにか?」

「ミスティは女々しいか?」

「は?名前が女みたいとは言いましたが」

「(それだわ!)そうか。名前について言われたのだなミスティよ」

「はい」

「名前が女みたいだというのと女々しいは別だ。だがリカルドよお前も発言には気をつけるように。ミスティはこう見えて繊細なのだからな」

「わかりました以後、気をつけます」

だきっ

「おわ!?」

ミスティが俺に抱きついてきたぞ。

「魔王様やさすぃだーすき……ちゅっちゅしましょ」

「しない!!こら離せ!」

「(魔王様はただの世話焼き。なのに変に好きなのはミスティか。ミスティお前いつか誤解招くぞ)

というやり取りをしていて

魔界兵士が

「あのー、そろそろ調査を再開して欲しいのですが」

「「「あ、すんません!!」」」

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