第10話

ある日

テレビをつけると

《正しいストレッチ》という番組をやっていた。

「ふむ《正しいストレッチ》とな」

ストレッチはただやるだけでは身体や神経を痛めてしまう恐れがあるという。

「ふむそうなのか」

ドタバタ

(騒がしいな)

バタン!

「魔王様!」

「なんだどうした」

「聞いてくださいよ魔王様」

「ミスティよ。どうしたのか?」

「はい、実は……首を寝違えました」

「はい?……あ、それでちょっといつもと視点が違うわけか」

「はい」

どうやら昨日寝方が悪かったようで首を寝違えてしまったらしい。

これは接骨院とかに連絡して通った方がいいのだろうな。

「ふむ。ミカエルに頼むか」

「は、はい」

ミカエルに連絡するとテレポータスで瞬時に来てくれた。

「首の寝違えですね。関節の状態を見て見ますね……ふむ……ここですね」

「あ、いててて」

「大丈夫か。ミスティ」

「はい」

軽く神経を触らないようにツボ押しをしてくれた後に湿布薬を処方し渡してくれた。

「2日は安静にしててくださいね」

「わかりました」

「ふむ、吾輩と一緒に寝るか?」

「!!やったーー!いてて」

「喜ぶのはいいが無理な姿勢だけはするな」

「やさすぃ魔王様大好き」

ある程度症状が良くなるまで一緒に過ごすことにした。

2日くらいで良くなった。

まあ、ミスティの身体が良くなって俺もよかったよ。

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