第6話

次の日の日曜日

今日はミスティ達眷属はお休み。

俺は

書斎に籠って

魔術の勉強だ。

「吾輩ももう少し魔王らしくするために魔術の勉強をするんだ」

魔術の本を閲覧。

「《火の精霊よ我に従いて我が前の敵をうて》」

炎弾という魔法を唱える。

5cmくらいの小さい球が出てきたが数秒で消えた。

(初級の火属性魔法の詠唱文かやってみようか?)

今度は 中級の本のページを開き読む。

「ふむふむこうか? 《地の精よ我の前に姿を現せ》」

地面がボコっと盛り上がり土人形ができる。

ただそれも5秒ほどで崩れてなくなった。

「ふむふむ」

ドタドタ!

「お?」

バタン!

「聞いてくださいよ魔王様!!」

「おおう!?ミスティよ今日は休みなのだからゆっくりしないか」

「聞いてくださいよ魔王様!」

泣いてるぞこいつ。

まあ、聞いてやるか。

「まずこっちにこい」

だきっ

「よしよしいい子だから泣かないの」

「すんすん」

(なんか匂い嗅がれてるような気の所為?)

落ち着いたようだ。

「聞いてやるよ」

「はい、魔王様実は広場に紙芝居屋さんが来ています」

「マジで!?」

「はい!行きましょう!すぐ行きましょう!」

「おいこら引っ張るな」

(まあ、そこがいいんだがな)

広場に行くとたしかに紙芝居屋がいる。

「おや魔王様我が紙芝居を見に来てれましたか」

「うむ」

俺達は紙芝居屋の紙芝居を見た。

これがかなり面白かった。

「ミスティよ今日は大変面白かったぞ」

「ありがとうございます魔王様」

「今日はこの後はゆっくりと休めよ」

「はーい」

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