第20話 失礼しちゃうわよ!

 はあぁぁぁ~>﹏< ベルちゃんで~⤵️す

 前回の続きね。



 最初は、スカウトよ!妖精の森で、遊んでたの、妖精とね。


 あたしね~魔法は得意じゃないのよ。

 でも、妖精とはすっごく仲良くなれるの!


 その時も妖精さんにお願いして、風を吹かせたり、雨を降らせたりして、虹を作って遊んでたの。


 そしたら、その『DOSUM』の社長さんが通りかかって、すっごく褒めてくれたの。

 ちょっと気分が良くなって、『全部自分の魔法です』って言っちゃったの。



 どうせ人間なんかに魔法だか妖精だかなんてわかりっこないもの!


 だって、褒められて嬉しかったんだもん!


 そしたらね、『うちに遊びに来ないか?』って、誘われちゃったの。

 『ナンパ』かなって、思ったわ!

 

 あ!向こうの世界にも『ナンパ』はあるのよ。勇者が魔法使いを自分のパーティーに入れる時によく使うの。

『ぼくのパーティーに入らないかい?』って誘うのよ!


 まあ、あたしは興味はなかったのよ。だって、冒険者じゃないから。

 あたしは、力には自信があったから、いざとなったらこんな人間ぐらいグーパンチですぐやっつけられると思ったの。

 だから、興味半分で付いて行っちゃった。

 何か食べ物くれるかもしれないと思ったし。




 そしたらね、美味しいバナナをあげるから、この紙に親指を付けてって言ったの。

 これだけで、バナナもらえるのよ!絶対、やるっしょ!


 あの時のバナナは、美味しかったなあ~






 そしたら、あたしは『DOSUM』の社員になったという訳。

 え?なぜって?


 そんなの簡単よ!あの親指を押した紙が契約書だったのよ。指を押すことで、契約の魔法がかかったの。誰か魔法使いが作ったのよね。

 あたしは、魔法が得意じゃないから、契約破棄ができないのよ!



 でもね、社長さんはいい人で、毎日たくさんの珍しい食べ物をくれたわ。お給料なんだって!

 だから、あたしは会社員やってるの。すごいでしょ!



 もちろん、魔法はあんまり使えないけど、人間に比べると、力は強いし、走るのだって速いの。おまけに妖精と仲良くできるでしょ(あ、これは社長さんには魔法だって言ってるけど)


 それで、あたしは、選抜戦闘員になったのよ。『DOSUM』では、エリートなのよ。エリートは、ある程度召喚先の希望を言えるの。


 あたしの希望は、美味しい物が食べられるところ!

 だから、あたしは……

 

 あ!またゴメン、続きは次の回



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


次回は、「がっかりだったわ!」をお送りします。

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