第21話 がっかりだったわ!

 はあぁぁぁ~>﹏< ベルちゃんで~⤵️す

 前回の続きね。



 最初、あたしの召喚先の学校では、校長が担当者だったの。


 つまんなかったのよね~


 防衛隊の仕事は、いっぱいやらされるんだけど、お休みがないのよ!

 あ、休日はあるんだけど、なーーんにもしないの。


 お休みの日っていえば、朝から晩まで、TVゲームしかやらせてもらえないのよ。


 なんだか『これも戦闘訓練だ!』とか言ってたけど、あたしはRPGばかりやってたの。

 それも貴族のお嬢様が、一般町民と密かに仲良くお話ばっかり……

 お嬢様も可愛かったけど、町民の男の子がめっちゃ可愛いの。

 

 男の子はね、相手がお嬢様だって知らないのね。

 でも、なんとなくデートとかの素振りで、少しずつ分かっていくのよ。

 だんだん、身分の違いに気づて、男の子が離れて行ってしまいそうになるんだけど、お嬢様が追いかけるのね!

 きゃあーー!たまらないわ~!あたし、憧れちゃう!





 あ、えっと、だから最初は、この世界について、まったく分からなかったの。


 その辺、今回はいろんな所へ旅行したし、露天風呂とかも入ったし、最高だったわ!




 2回目は、みんも知っている通り、あたしがオヤツを食べすぎて、強制送還になったやつね。

 だって、あれだって召喚した人が良くないのよ!

 とっても料理が下手くそだったんだもの。


 下手なら下手で、どっかのコンビニ弁当でも良かったのよ。それもしないで、下手なゴハンを作り続けるの。

 味音痴かしら?って思ったわ。いい迷惑よね!



 前も言ったけど、「卵焼き作って」って言ったら、しょっぱかったの。


「うわ!これ食べられないよ!」

って、言ったら、頑固に「僕家では卵焼きは塩味だ」って言って、変えなかったの!


 そしたら、今度は“塩むすび”を作ってとお願いしたの。“塩むすび”って言うくらいだから、しょっぱいおにぎりだと思うじゃない。

 ところが、ベッタリと甘いの。


 そいつ、なんて言ったと思う?

「前、しょっぱい卵焼きがダメだったから、おにぎりには砂糖を塗してみた!」

って、喜んで言うのよ。

 まったく、頭にきて、おにぎりをぶつけてやったわ!


 

 折角、メグちゃんが気を使ってオヤツをいっぱい作ってくれたのに、あたしのとばっちりで、本当に悪いことをしたと思ってるの。



 だ~か~ら、今回は最高なの。そぅじは、最高なのよ!ぐっすん!

 




 ……あたし……離れたくない……の……はあぁぁぁ~



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


次回は、「まったく、泣き虫なんだから……💧」をお送りします。

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