第4話「世界の常識」
私が盗賊団に入ってからこの世界の常識や生きる知識を沢山学んだ
この盗賊団はサプライという名前で活動しており世界中に拠点があったり国から正式に暗殺依頼が届くほど私が思ったより大きい盗賊団である
私はかなり運がいいようだ
そして次はこの世界の常識だ、この世界ではスキルは基本本を読むか、人に教えられることによって手に入ることがわかっている、私は多分なにかの条件を満たしたためスキル【聞き耳】をゲットできたため実際はスキルの獲得は3種類あることになる
また魔法を使うためには魔力が必要になるが魔力量は生まれた時に決まって一生変わらない説と魔力切れを起こすと魔力量が増える説の2通りあるがまだわかっていない
私も魔法を使ってみたいとこの盗賊団のリーダーに話してみると、残念ながらこの拠点には魔法が使える人がいないのでまたの機会となった
入るためにボスと2人だけの部屋でスキルボードを見せたが【聞き耳】はボスには見えていたが《転生者》という文字は見えていなかったらしく言及されなかった
またボスの名前はこの盗賊団の中で知ってる人は誰もいない
この世界は大まかに東国、西国、北国、南国で別れておりまた国ごとに4つの地域に別れているほど大きいらしい、真ん中は王都と言って世界中のものが集まったりそこに住んでいる王族は世界中全ての地域の決定権を握っていたりするため権力争いも主に王都で行われるらしい
一応このアジトがある場所は東国の近くの森らしい
全ての国の果てには何があるが知られていない、世界の果てに行って帰ってきたものはいないため実際に行く人は今はいないそうだ
この一週間で私は様々なスキルと戦闘技術が少しだけ使えるようになった
---
ボスに言われて最初はリーの元に向かった、この人はボスの右腕と言われているほど様々なことができるが得意なのがナイフ投げ、潜入、体術での戦闘だ
私は最初にナイフ投げを教わった
最初はスキルをゲットするためにナイフを的に向かって投げていたが5回やった辺りで急に頭の中に声が響いた
スキル【ナイフ投げLv1】を獲得しました
---
スキル【ナイフ投げLv1】
ナイフの命中精度が少し上がる
---
「リーさん、スキルゲット出来ました」
「わかった」
リーはこんな感じて冷たい
最低限の知識は色々教えてもらったが全部なんか冷たかったから私は多分嫌われている
しかし嫌われていてもボスからの頼みは断れないのかいやいや教えてくれる
リーさんが次に私に教えてくれたのがナイフ戦闘術だ、私の体は小さいためそれに合わせた戦い方をリーさんが教えてくれた
リーさんから学んだことのひとつにスキルのレベル上限がある
スキルのレベル上限は10だが、スキルレベル5で1人前、スキルレベル8で達人となり、スキルレベル8からはスキルレベルが上がりずらくなるためスキルレベル10は都市伝説的な扱いになっているらしい
ボスから学んだことは基礎体力をつけろって事だけだ、まだボスから大したことは学んでいないのでその時が来るまで待つ
---
「今日からこの部屋でお世話になりますシオリです」
私が入って見たのは4人部屋で2段ベットが2つと小さい机が置いてあるだけの小さい部屋だ
「俺はロン、得意なことは索敵と戦闘だ」
1人目がそう言った髭を蓄えておりイメージとしては森で木こりをしてそうだ
「僕はミスト、得意なことはうーん、罠解除とピッキングかな」
2人目がそう言った爽やかな青少年って感じのイメージだ
「僕はカエデ、得意な事は変装かな〜」
3人目は中性的な見た目で声も2人に比べると少し高かった
同じ部屋には男が3人だけで心配だったが、男たちは
「俺たちは襲わないから安心してくれ!」
「うんうん、夜は僕達が守ってあげるから心配しないで寝ていいよ!」
「そうそう、もし襲うような人ががいたら遠慮せずに声を出してね!」
3人は口を揃えてそう言ってくれた
少し声が震えていた気もするけど多分気のせいだ
私は寝る前に3人からそれぞれ違うことを学んでいた
ロンさんからは魔力闘気というものを教えて貰っている
魔力闘気はこの世界で戦闘する時に絶対と言ってもいいほど必要になるものでこれを纏える纏えないか、洗練されているかされてないかで天と地の差が出るほど大切らしい
3人とも小柄で背もリーさんに比べれば小さいが本人たちいわく魔力闘気なるものを纏っているから力は見た目より上ということだ
「イメージとしては体に魔力で膜を作る感じた」
ロンさんが簡単そうに言うが私は魔力がどんな感じかわかっていないので難しい
その時カエデさんが私の手を掴んだ
「ちょっと待ってね」
私は言われた通り待っていると体の中が熱くなってきた
ある程度たったらカエデが手を離して
「いまシオリの中にある魔力を触って見たんだけどわかったかな?」
「はい、なんとなく熱いものがわかりました」
「そいつを上手く動かすところからだな」
ロンさんがそう言って魔力闘気の練習は終わった
次はミストさんからピッキングを学んだ、ミストさんによるとピッキングは魔力を鍵の形に合わせて動かすことによって開けるのが主流だか
「この2本の鉄の棒をあげるよ」
私は小さい鉄の棒を貰った
「これで鍵を開けることもできるからこの宝箱の鍵その2本であるの魔力で開けるようになるまで頑張ってね」
魔力がない時にこの鉄の棒で鍵穴を開けることもあるらしいので頑張って練習する
ミストさんは手取り足取り教えてくれると思ったが基本アドバイスしかくれない
最後にカエデからは変装の仕方を教えて貰った
変装にも魔力を使うらしく目の前で髪の色や目の色、顔や体型すらも変えてみせてくれた
しかし服は変えられないらしく、女性用の服を来て見せてくれた
「僕は男だからこの服を着るのは抵抗があるし、出来れば女子には変装したくないけど、シオリなら男性用の服も行けるから変装は髪と目、体型と顔の全てを同時に変えられるようになるまで練習ね」
そういうとカエデは男性用の服を6着ほど取り出して
「これは君にあげるよ」
そう言われて受け取る、服は貴族用の服から一般市民の服まで一通りあった
---
こんな感じで私はこの盗賊団に馴染んで来ていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます