第8話 開戦

ずうぅぅぅうん……

上の方で何かが爆ぜたような轟音が響く。恐らく戦いの火蓋が切って落とされたのだろう。

「あやめ……」

不安げな顔で上を見上げる。フローラの心音のスピードは吐き気がするほど早くなっていた。

あやめの意図は分かっている。

あの男は強い。魔力量だけではない。あの状況で瞬時にフローラたちの力量を看破し、その上で自身の立ち回り、仲間を呼ぶか一人で片付けるかの判断を下した。

加えて初撃の威力と精度。もはや凡庸な魔術師と比べるまでもない。

思考力、隙のなさ、そして技量。すべてが超一流。

結局、あやめはレイナを逃がすために一人で敵を足止めする道を選んだのだ。

あの状況で派手に戦えば、レイナが巻き込まれて死ぬ確率は考えるまでもない。

あやめにしてみれば、逃げるための護衛はフローラが適任だと判断したのだろうが……。

「(このままだとあやめが……っ!)」

魔術師と戦って、勝てるわけがない。まして相手は明らかにフローラよりも強い、元王室直属魔術師団。

だが、早くレイナを連れてここを離脱しなければならないのも事実。

「(どうすれば……)」

フローラが脂汗を流し逡巡していると……。

「ふーちゃん、落ち着いて」

「レイナさん……」

ぎゅっと、暖かい手が、フローラの冷たくなった手を握った。

「ごめんなさい。私のせいでこんなことになっちゃった」

レイナは申し訳なさそうに、暗い顔で俯く。

「レイナさんは何も悪くありませんよ。むしろ被害者じゃないですか」

「ううん。結局私は何もできなかっただけだから。そのせいで二人まで巻き込んで……」

レイナは何かを覚悟したように、より一層強く、ぎゅっとフローラの手を握った。

「ねえ、ふーちゃん。あーちゃんは、確かに『信じて』って言ったわ。だから私、きっとあーちゃんは帰ってきてくれるって思うの。だからふーちゃんも……不安かもしれないけど、信じてみましょう?」

「!」

力強く、迷いなくレイナは告げた。

フローラを握る手は、小さく震えている。この状況に怯えながらも、それでもあやめを信じようと、そしてフローラを落ち着かせようとして毅然と振る舞っているのだろう。

そして、先ほど自分の発言を思い出した。自分は『信じる』と答えたのだ。ならば……

「そう……ですね。私は、あやめを信じると決めたのですから」

フローラの瞳から、迷いが消える。心音は落ち着き、いつも通り冷静な思考に頭が切り替わる。

「ありがとうございます、レイナさん。急いでここから離れましょう」

そう言って、レイナの手を引こうとした瞬間、フローラにある疑問が浮かぶ。

「(……そういえば、なぜあやめは私にあんなことを……?)」

思えば、あの時あやめは一言も『レイナさんを連れて逃げろ』とは言わなかった。ただ『信じて』といっただけにすぎない。

そう考えてふと、ある仮説が浮かぶ。

もしや、あれには別の意味が隠されているのでは、と。

そこで、ふと視界にレイナが入る。瞬間、ある可能性が閃いた。

「(もしや……私たちを逃がしたというのはブラフ?一対一を装い、私を別働隊として動かし、背後から奇襲をかけさせる……)」

敵はフローラがレイナとともに逃げたと思っている。ならば油断している背後から狙える可能性は十分ある。あえて何も言わなかったのは敵をミスリードするため。

「(ですが……レイナさんを連れ回すのは……いや)」

そこまで思考し、自身が打てるベストな一手をはじき出す。

「(防護と隠蔽の結界!レイナさんを別の場所に二十の結界で匿えば、この広い建物で見つけ出すことは困難!これならレイナさんの安全を確保できる!)」

思考時間にしておよそ数秒。フローラはこの短時間で自身の役割を確信する。

「(ならば……急いでレイナさんを匿える場所を見つけないと……!)」

そう、これは時間との勝負。

フローラが駆けつけるが早いか、あやめがやられるが早いか。すでに勝負は始まっているのだ。


⭐︎


男の魔術は妙だった。

通常の魔術師は、使い慣れた利き手に魔力を集中させる。その方が魔術行使の効率が良いからだ。だが男……アレスはその魔力を両足に集中させる。

魔力を漲らせた足元を起点に……巨大な樹木の根が顕現する。まるで密林に生息する、生命力に満ち満ちた大樹のそれだ。鍛え上げられた戦士の上腕より太く、先端は剣の如く鋭利。そんな冒涜的な樹木がまるで自由意志を持つかのようにあやめに襲いかかる。

「(速いな)」

全力で走っているにも関わらず、あやめのスピードに余裕で追いついてくる。

だが、ただ速いだけではあやめを捉えることは叶わない。

それだけ、あやめの回避能力は超人的だからだ。

単調な正面からの攻撃は首を傾けかわす。

次は真横からの攻撃。とっさに体重を後ろに傾け背を反らす。同時に後ろから狙ってきた攻撃は身体を回転させて流す。

それを見たアレスは手に魔力を集中させ、壁に手をつく。そこを起点にさらに樹木の根が顕現。壁を伝って天井まで根づく。

その根が、上から槍の雨の如く、無数に降り注ぐ。

あやめは足に全神経を集中させ、右へ左へ、縦横無尽に駆け巡りながら、かわす、かわす、かわす……。

空を切った根が、ドリルのように地面突き刺さり、床を穿つ。食らえば間違いなく全身穴だらけになるだろう。

しかしそんな攻勢を、あやめはすべて捌く。

驚くべきなのは、あやめは上空からの攻撃をほぼ目視することなくかわしていったのだ。

「……ほう?ずいぶん器用なマネをする」

アレスが感心したようにあやめに賛辞を送る。

「今の攻撃……常に足元や真横からの攻撃をケアしている分、上に目を切ることはほとんどできなかったはず。だがお前は根が加速する際の空気を切り裂く独特な音を頼りに着弾点を予測した……見事な勘だ」

「そっちこそ、ずいぶん派手にやってくれるじゃん。建物ごと殺る気?」

あやめの技量に舌を巻くアレスに、半目で嘆息するあやめ。

「自らの魔力を樹木に変換する魔術……遠距離はもちろん、根で身体を覆えば防御も隙がない。おまけに炎熱系魔術で焼かれないよう魔術耐性まで付呪してる。もうちょい隙があった方が可愛げあっていいのに」

「……ずいぶん余裕だな。ここまで粘ったのは見事だが、追い詰められているのはお前の方だ」

そういうと、アレスの手足にさらなる魔力が漲り、樹木へと送られる。

「……逃げ回るだけでは俺には勝てん。次は物量、速度ともに先程の比ではないぞ」

そういうや否や、大量の根があやめに襲いかかる。アレスの言葉通り、先の攻撃が生ぬるく思えるほどの、怒涛の攻撃だった。

あやめが全力で駆ける。地面、壁、天井、四方から襲いかかる樹木を、あやめはすべてギリギリでかわすか捌いている。

駆ける、駆ける、駆ける……。

常人なら即座に串刺しになるような怒涛の攻勢を、あやめは驚異的な直感と機動力、そして粘りによってことごとく致命傷を避けていった。

だが……

「(……その先は袋の鼠)」

あやめが逃げ込んだ先は突き当たり。もはや逃げ場はどこにもない。

「……終わりだ」

勝利を確信し、総攻撃を仕掛けるアレス。

しかし、攻撃が眼前まで迫る直前、あやめが再度刀を振るう。

神速の一閃。横壁は格子状に斬られ、ガラガラと崩れていく。

文字通り斬り開いた道に即座に逃げ込み、窮地を脱す。

「(……これだ)」

アレスは斬り刻まれた壁の残骸を見やる。

美しさすら感じる切断面だ。断面同士をすぐに合わせれば再度くっついてしまいそうなほど表面はなめらかだった。

「(先の床も然り……やつは魔力で強化していないただの剣で豆腐の如く軽々と壁を斬っている……最初は魔導器を疑ったが……)」

武器の中には魔力が付呪された特殊な武器も存在する。魔術師が魔力で強化した武器や振るう魔術に比べれば精度は落ちるが、魔術師相手でもダメージを与えることのできる武器だ。

だがアレスは戦闘専門の魔術師。故に魔導器の知識も豊富だ。アレスの記憶にあのような造形の魔導器はない。それは即ちこの世に存在しないのとほぼ同義である。

「(つまり……奴は純粋な技術力で壁を斬っているということ……)」

そんな結論に至った瞬間、アレスは不気味にほくそ笑んだ。

「(……信じがたいが、そうでもなければここまで苦戦する道理はない。……ふっ、面白い)」

思えば王室直属の魔術師団を追いやられ、あの男に雇われて以降、強敵と言えるほどの相手との戦いは一度もなかった。戦いを生業とするアレスにしてみれば、そのような日々は退屈そのものだった。

だが今はどうだ。魔術師でもないただの子どもを殺しあぐねている。本気を出しているプロの魔術師がだ。

何より……あの目。

ただ逃げ回っているだけの獲物の目ではない。常に注意深くこちらを窺い、隙あらば反撃しようとする、まさに捕食者の目。

「(さあ……どう殺そうか)」

アレスの目もまた……獰猛な獣の目のように爛々と輝かせるのであった。


⭐︎


「レイナさん、しばらくここに身を潜めていてください」

フローラが不安げな表情をするレイナにそう告げた。

二人は建物内の客室に身を潜めていた。敵のアジトにレイナを一人で放置するのは不安だったが、現状ではレイナを外まで逃がすのは難しい。

潜入前、フローラの使い魔で状況を確認したところ、魔術師はあやめが相手をしている男を含め5人。そのうちあの男を除けば、女の魔術師が特に要注意人物だ。

その女が建物のどこかにいるはず。レイナを連れてその魔術師と鉢合わせしたくない。既にゴーレムもやられてしまっているだろう。

「……ふーちゃん、無理だけはしないでね」

レイナは絞り出すようにそう言った。今にも消え入りそうな弱々しい声。

「大丈夫です。あやめを助けたらすぐに戻ってきますから」

フローラが穏やかに微笑む。

そう言い残し、結界を施そうと魔力を練った……途端、フローラがレイナに抱き寄せられる。

まるで、母親が愛するわが子にするように。

「……レイナさん?」

「……私ね、勝手かもしれないけど、ふーちゃんとあーちゃんのこと本当の子どもだと思って大切にしているの。平凡でも、二人が健やかに大人になってくれれば、それだけで嬉しいの。だから……」

より一層、抱擁がきつくなる。それはまるでフローラがどこかへ行ってしまうことを恐れているかのようだった。

「……どこにも行かないで。私はもう、自分の子どもを失いたくないの……」

それは、いつも気丈なレイナが零した心の底からの本音。

「……分かってます。私も、同じ気持ちですから」

フローラはそう言って、レイナの背中に優しく手を回す。

「帰りましょう。全員で、あのお店に」

「……うん」

フローラはレイナから身体を離し、素早く防護と隠蔽の結界を施す。

学生離れした、見事な結界だ。これでは相手がプロの魔術師だろうと、そう易々とは見つけられないだろう。

「ふーちゃん」

レイナがフローラを呼び止める。

「いってらっしゃい、気をつけてね」

「はい、いってきます」

そう言って、フローラはレイナの元を後にするのだった。



「(あやめ……ッ!)」

敵が根城にしていたここ旧ホテルは、元々はVIP御用達の高級ホテルであった。

そのため外観や建物の造りもセキュリティを意識した頑丈な造りになっており、内部にはカジノルーム、劇場といっただだっ広い部屋がいくつも存在する。

加えて収容人数もまあえげつないため、とにかく広い。いち早くあやめに加勢しなければならないにも関わらず、合流だけで難航していた。

最悪なのは他の魔術師が合流しあやめと五対一の構図になってしまうこと。陽動していた他の魔術師たちに挟み撃ちされればもう詰みだ。

そうなる前にフローラがあやめの元へ駆けつけ、二対一でアレスを落とすのが命題。

通路を抜け、カジノルームだったと思しき広間を突っ切ろうとした時。複数の気配を感じ、柱に身を隠す。

「隠れてても無駄だぞー?そこにいるのはわかってんだからさァ」

アレスたちに比べるとずいぶんラフな格好をした三人の男たちが、ヘラヘラ笑いながら無防備にもフローラが身を潜める柱へと近づいてくる。

完全に、格下だと思って油断していた。

「(魔術師……アレスと呼ばれていた男の周囲にいた取り巻きですか。魔力量から見ても雑兵と言っていいでしょう)」

五人の魔術師のうち、アレスとカリナは別格の強さだが、他は大したことは無い。おそらく安価で雇った野良の魔術師だろう。

「マジで正気じゃねえ〜。まさかガチで少人数でこんなとこ乗り込んでくるとか。まあおかげで弱いやつを嬲れるからいいんだけどサ」

軽薄、軽率……、話し方から見て取れる、まるでチンピラのような男たち。

だが、それなりに戦い慣れはしているようだ。おそらく色々なところから金で雇われ、傭兵紛いのことをしていたのだろう。

「ほらほら、早く出ておいでよ。じゃないと……」

ズドォン!

男の手のひらから放たれた魔力の塊が、まるで大砲のように柱をぶち抜く。

「次は本気で当てちゃうよぉ〜?」

嗜虐的に笑い、ゆっくりと近づいてくる。

もう一発打ち込もうと再度魔力を集中しようとして……柱から人影が姿を現したことを確認し、中断した。

「おおっ!?」

「ひゅう!ガキだがなかなか可愛いじゃん!」

フローラの容姿を確認した途端、わかりやすくテンションが上がる男たち。

「お嬢ちゃん、お兄さんたちと『イイコト』しようや。大人しくしてたら命だけは取らないからさ〜。まあ拒否権はないんだけど」

「ずりい!最初は俺だからな!」

フローラが大人しく姿を見せたことを幸福宣言と捉えたのだろう。明らかにフローラを嬲る気満々といった様子だ。おそらく過去にも傭兵の傍ら略奪行為を行ってきたのだろう。

だが。

「ああ、何か勘違いされてませんか?」

そんな男たちを、フローラは余裕たっぷりに睥睨する。

「は?」

「残念ながら、貴方たちは既に敗北しているのですよ」

途端、ぴきぴき……と男たちの足元から不穏な音が聞こえる。恐る恐る視線を落とすと……

「な、なんだこれはあああ!!!」

気がつけば、既に膝まで凍りついており、ゆっくりとその範囲が広がっていく。

「ようやく気が付きましたか?」

フローラがゆっくりと歩み寄りながら言った。

「私はご覧の通り、氷を操ることを得意とした魔術師です。不用意に近づく敵くらいなら、このように簡単に凍らせることができます」

「なっ……!!」

男たちが驚愕に目を剥く。

「こんの……ッ!」

慌てて反撃に転じようと右手を振るうも……

「うっ、腕があああっ!」

既に手先も凍り漬けになり、もはや魔術を振るえる状態ではない。

「どういうことだッ!魔術を起動する時は独特な魔力の流れや波動が感じられるハズッ!この部屋に入ってきてから一切そんなものは感じなかったぞッ!!!お前いつの間にッ……!」

「当然です」

フローラは髪をかきあげ、悠然と言い放った。

「貴方方ごときに魔術を悟られるほど、私は弱くありませんよ」

この瞬間、男たちはようやく気がついた。

自分たちが戦力差をみあやまっていたことを。

狩られるのは……自分たちであったこと。

「そ……んな!……く……そがァ……!」

そのまま身体全体がゆっくりと氷に覆われ……すぐに氷のオブジェが三体出来上がっていた。



「(さて、残る敵戦力はあと二人……出来ればあやめと合流まで女魔術師とのエンカウントは裂けたいのですが……)」

その瞬間。

ゴウッッッ!!!

灼熱の炎がフローラを包む。ミスリルさえもどろりと溶けてしまいそうな、マグマのごとき高熱だ。

常人なら既に人の形を保ってはいないが……フローラはしっかりと二の足で立っていた。周りには光の障壁が展開されている。フローラの防御魔術だ。

「へえ、あれを防いだのかい。存外やるじゃないか」

ゆっくりと姿を現したのは……女だ。魔導服に身を包み、油断なくフローラを見据えている。

「貴女は……」

今一番出会いたくない人物だった。確か、使い魔の偵察で覗いた時、周囲からカリナと呼ばれていた。

「さっきの戦い、見てたよ。実に見事だった。少しは楽しめそうだねえ?」

「……見ていた、と言う割には手助けしなかったのですね。仲間だったのでしょう?」

「当然だろう?魔術師同士の戦いに水を差すほど野暮じゃないさ。ただでさえ三対一だというのに」

カリナはくつくつと笑うと、手のひらに炎を生成してみせた。

「私はカリナ。元王室直属の魔術師団の一人。既に理解していると思うが炎熱系魔術の使い手だ。お嬢さんのお名前は?」

「……悪党なのにずいぶんと格式ばっているのですね。わざわざ敵に名乗るとは思いませんでした」

「魔術師同士の神聖な決闘だからね。スタイルは大事だろう?相手が強者であればなおさらね」

「先ほど不意打ちしておいてどの口が言うのですか」

「ははっ!これは一本取られたね!まああれは気持ちが先走ったがゆえさ、悪かったよ」

アレスとは違い、このカリナという女は雇用主に忠実というわけではなさそうだ。むしろ自分自身の感覚や魔術師としての矜恃やルールを重視し、戦いを心底楽しむタイプといったところか。

「さて、そろそろ始めようか。言っておくが炎熱系魔術で私の右に出る者はいない。氷を得意とする魔術師のいわば天敵さ。立ち回りには注意しな?」

カリナが右手を振るった瞬間、周囲に炎が展開する。既にフローラの逃げ場はなかった。いや……

「(これほどの手練の魔術師相手では、どの道逃げおおせるのは至難でしょう。仮に逃げられたとしても、あの男と合流されて二対二の構図の方が厄介です。なら……)」

フローラの魔力が一段と高まる。

「へえ……」

カリナはその魔力量に思わず感嘆の声を漏らす。

「すみませんが、急いでいるんです」

フローラの表情からは普段の穏やかさが消え、まるで氷のような冷たい視線を送る。

「さっさとそこをどいてください」

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