現実逃避の果てに

男は写真を撮り、女は撮られることで現実逃避をしていた。
大なり小なり、読者は共感を覚えることだろう。
物語のラスト、男は行き過ぎた行動に出るが、ふと思い止まり、男と女はそれっきり会わなくなったのだろう。
奇妙な男女間のやり取りが描かれており、尚且つ短くて読みやすい。大変満足した。