国の設定 リルガミン神聖帝国初期設定 プレイヤーキャラクター設定あり

         リルガミン神聖帝国 (LLYLGAMYN)

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 リルガミンは東方南部の大緑海に面した歴史ある国家です。国の成立は西の国々の中で最も古く、その起源は2000年以上昔にさかのぼることができます。太古の王国滅亡後、最初の文明国として復興したリルガミンは、あたりの国々を従える一大帝国を築き上げ、技術のみならずその文化でも多大な影響を西の国々にあたえました。最盛期には遠くバラビアの地をも従え、今もいくつかの島々や植民都市がリルガミンに忠誠を誓っています。


 リルガミンの築いた文化は素晴らしく洗練され発展したもので現在ですらリルガミンの文化はどの国々にも比肩するものはないと言われているのです。リルガミンの築いた文化が現在の西の文化のおおもとなのです。さらに優れた航海技術をもつ人々がはるか昔より遠くバラビア人たちや海の民たちと交易をおこなっており、そのため歴史ある国にかかわらず国民の考えかたは開放的であけっぴろげです。もっともそれはリルガミンの人々が歴史の遺産を軽視しているということではありません。恐らくリルガミン人以上に自国の文化と歴史に誇りを抱いている人々はいないことでしょう。


 人々の気性と身体的特徴。一般的なリルガミン人は中肉中背にやや届かないといった程度の体格にやや褐色をおびた肌と黒い髪をもつ人々ですが四分の一から五分の一程度金髪と白い肌の人がいます。ただし人々の移動が多く混血も珍しくないため様々な肌、髪、瞳をもつ人が珍しくありません。彼らは喜怒哀楽をはっきり表し一つの事にいつまでもこだわったりはしません。親切で開放的な考えの持ち主でよそものに対してもあまり警戒の念を抱かないでしょう。彼らは平和と笑うことを愛する国民で偏見と理由のない暴力をもっとも嫌います。


 リルガミンの地形は北の険しい高山地帯から西の平原まで様々です。リルガミン市周辺はなめらかな台地で、北を3000メートル級の山脈によって守られています。

リルガミンではリルガミン語つまり西の国々の共通語のもととなった言葉が話されています。もっともリルガミン語には共通語から失われた言葉が多数残っており共通語とはまた違う言葉となっています。


 現在(リルガミン暦2321年)リルガミンを襲っている最大の危機は新興の軍事国家トレボー王国です。つい2年程前のトレボー軍の侵攻で、それを食い止めるべく皇帝は自ら軍の先頭に立ちましたが、十倍近い敵に抗しきれず皇帝は凄絶な戦闘の末討ち死にしてしまいました。二人の幼子とともに残された女帝ェリスティアは徹底抗戦をのぞむ声をおさえ領土の三分の一を引き渡すことを条件にトレボーと講和を結びました。それ以後トレボー軍は表立っての侵略を差し控えています。しかしリルガミンは独立こそ保っていますが実質はトレボーのいいなりになるしかありません。そして近頃トレボー軍では大規模な軍事作戦が計画されているとの噂がしきりに流れ、国境近くは緊張状態にあります。貴族と市民からなる元老院ではしきりに講和の破棄が叫ばれ女王と支持者はその声を抑えるのにやっきとなっています。


 リルガミン皇家には現在エリスティア女帝の他にアラビクとマルグダの双子の姉弟の跡継ぎがいます。彼女はこの二人を何があっても守り通すつもりです。たとえ国が危機にあろうとも彼らが成長してくれれば国は立ち直ると信じているのです。



M 女王がそうしているのは亡き皇帝の遺言でありまた彼女自身の結論でもあります。現在のリルガミンではどうあがいてもトレボー軍に勝つみちはなく、もしやれば全滅玉砕する以外にないことを皇帝も彼女も痛いほど知り尽くしていました。いま全滅するより生きて次代に国をつなぐことを、たとえ非難されようともなさねばならぬとの決意を固めたのです。事態を冷静に見ている人々はみな彼女に同情的です。どうかんがえても公平にみれば彼女の考えの方が理性的だからです。



 Mはゲームマスターが把握しておく状況、プレイヤーの一部が知っていても良い


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 リルガミン出身のプレイヤーキャラクター設定

 レルシェ=フォルクス 人間(リルガミン人) 女神官戦士

                     プレイヤー むらまつし


 幼いころリルガミン沖で難破した彼女は、流れ着いたリルガミンのマイリー神殿に拾われ、たまたまその時神殿に子授を祈りに来ていた信者の貴族に預けられた。両親は彼女を実子と変わらぬ様厳しく躾け育てたが、その生き方を縛る様な事はしなかった。彼女は自身の意思でマイリーに入信した。ついに実子には恵まれなかった養父は我が元で成長した彼女の素直さと能力とに満足を覚えてそれを高く評価し、性格にも行動にもとかく問題の多かった弟に家督を譲る事をやめ、家を彼女に譲ることに決めたのである。しかし騎士としてトレボー軍との戦いに出陣していった養父は、皇帝と共に戦死し、それをみた弟は家督相続は無効で、文書は偽造されたものと主張し出し、女帝の後押しを受けていた彼女が家督を継ぐ事こそ防げなかったが体よく彼女を修行の為と称して追い出す所までこぎ着けたのである。彼女自身は家督そのものに興味は無いが叔父の卑劣なやりくちに怒りを抱いている。


 GURPSルール適用時のプレイヤー覚書

 冒険時以外の時の服

 右胸にマイリーの紋章が入っている

性格についてのまとめ |地位レベル3

カリスマレべル 2 「他人の心に影響を与えたり、指揮する事にたけている。反応 +

美しい美貌

|大抵のコンテストで良い所までいく位。反応 + (異性の方が反応は大) 声が通りやすく、人を惹きつける力がある。反応 +

意思の強さレべル 3 意思判定に+

柔軟 体の柔軟系の技能に+

海洋恐怖症 |岸が見えない大きさの水に対する恐怖

正直 嘘をつく事が出来ない。(沈黙による嘘も。)嘘をつく時は意思抵抗をする事。

神官戦士の名誉 |不い打ちをしない。一騎討ちをする。飛び道具の不使用。馬に乗って戦わない。

誠実 法律を守り、相手に守らせようとする。

義務感(仲間) | 仲間を見捨てれない。仲間が苦しんでいる時、助けなければならない。 誓い (不必要に殺さない) 必要以上に殺したら、サイコロ1D6時間戦闘に参加しない。

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