第5話 銀狼との遭遇

 自分の家ができてから2日経った日俺は家の前に佇む銀狼を見た。


「何だこの銀色の犬」


「ヴゥゥゥ」


「警戒しているのか?どうして?前のスライムより強いだろ」


 ショウタは、自分が装い異常に強くなっていることに気が付かなかった。


 今のショウタならプラチナスライムは一発で仕留められるだろう。


 そのぐらいの強さを持っているのに銀狼が警戒しないわけがないだろう。


「もうどうしたなんか用があるんじゃないか?」


 と、ショウタは尋ねる。しかし銀狼は、


「ヴゥゥゥ」と警戒するだけだ。


「さてどうするかって言っても倒すしかないよな」


 そして俺は殺気を向ける。すると


 銀狼が頭を下げたのだ。


 俺は、どうなっているんだと困惑した。


「あれっ、なんで頭を下げるんだ?降参するって意味だろう」


 俺はこの銀狼が取った行動に不思議になって近づいてみる。すると、


 狼は自分の最後を思っているような目をしたのだ


 俺は、


「もう殺す気はない、降参した相手を殺すのは、ゴブリンだけって決めている」


 銀狼はホッとした表情を見せる。


「じゃあな、森にでも帰っていろ」


 そう言うが銀狼は目をキラキラさせてこちらを見てくる。


 俺は思った。


「これはまさかドOクエみたいになるんじゃないか?」


 その後俺は、


「俺の仲間になりたいのか?」


 というと銀狼が尻尾を振りながら首を縦に振った。


「じゃあ名前が必要だな」


 俺はこの銀狼を考える


「そうだフェルとかどうだ?」


 銀狼といえばフェンリルということから名前を考えた。


 そしたらフェルは嬉しそうに「ワン!」と言った。


「じゃあ決まりだなよろしくなフェル」


「ワン!」


(フェル視点)


「何だこの人間は」


 私は、眼の前にいる人間に警戒した。


「まさかこんなにも強いなんて」


 私でも勝てないと思ったが、私という存在が珍しいのだろう観察している。


「一体どうすれば逃げれるだろうか」


 私は考える 考える 考え... 


「何だこの殺気は、強いなんてレベルじゃないぞ」


 私は、死を初めて覚えた。


「こっ、降参するっ」


 と私は頭を下げて降参のポーズをする


 すると人間は困惑してどうするかと悩んでいた。


「やった!これで生きられるかもしれない!」


 すると人間の声が聞こえた。


「俺の仲間になりたいのか?」


「はい!なりたいです!」と私は、キラキラする目を人間にむける。


「そうだフェルとかどうだ?」


「はい!ありがとうございます!」


 どうやら私にもご主人というものができたのであった。



 主人公 ショウタ

 Level 11

 攻撃力 47

 防御力 48

 俊敏力 47

 体力  49

 MP 49

 スキル {女神の祝福level10}{剣術level4}


 最強の冒険者

 level 5

 攻撃力 8

 防御力 11

 俊敏力 11

 体力 10

 MP 10

 スキル なし



 作者から

 皆さん読んでいただきありがとうございます。

 ようやくショウタにも仲間ができましたね。

 ではまた会いましょうさようなら〜

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