前のエピソード――闇夜の誘い

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093082989660302

　ホスピタル王国を旅立ってから二日目の夜、デュラン達は草津（くさつ）の湯（ゆ）という名前（なまえ）の旅館（りょかん）へ泊（と）まっていた。

　そしていつも通りアリスと二人で混浴（こんよく）の露天風呂（ろてんぶろ）へ入ってたデュランは今現在、風呂の中でお酒（さけ）を飲（の）んだため。酔（よ）っ払（ぱら）って幼児化（ようじか）していた。

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093082990897596

「ありしゅ～、だっこ〜」

「あらあらデュランったら、だからまだお酒（さけ）は早いっていったのに。

　――こっちにいっらしゃい、たくさん甘（あま）やかしてあげるから」

「うんっ、えへへ」

「もういっそのこと僕の母乳（ぼにゅう）をデュランに呑（の）ませてあげたいなぁ……始原（しげん）魔法（まほう）で女性（じょせい）ホルモンを増（ふ）やせば多分（たぶん）いけるかな？　試（ため）してみよっと」

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093082991372850

　アリスはあどけない顔で自分の体へ抱（だ）きついてきているデュランの姿に母性（ぼせい）本能（ほんのう）を刺激（しげき）され、魔法で母乳（ぼにゅう）が出るようにしてからデュランへ飲（の）ませ始（はじ）めました。

　普段（ふだん）から肉体年齢（にくたいねんれい）を考えればありえないことしかしていなかったから無意識（むいしき）の内にストレスを溜（た）めてたのかデュランは甘（あま）え上戸（じょうご）だし、アリスは母性本能を暴走（ぼうそう）させているのですごい目で凝視（ぎょうし）している他の客（きゃく）を無視（むし）し。二人は行動（こうどう）をどんどんエスカレートさせていきます。

　……誰（だれ）でもいいからとにかくあいつらを止（と）めろォッ！！　再臨の剣神（世界）存亡（そんぼう）の危機（きき）だぞ！！！　誰でもいいから助（たす）けてくれ！！！！

「お母様、自意識（じいしき）のハッキリしていないお父様とＳ〇Ｘするのは犯罪（はんざい）だと思いますよ。止（や）めましょうよ」

「大丈夫！　デュランってエロいこと大好きだからむしろ喜（よろこ）ぶと思うよ！！　だから邪魔（じゃま）しないでね！！！」

「――分かりました！　もう止（と）めないのでせめて部屋へ戻ってからしてください！！　ここは公共（こうきょう）の場です！！！」

「分かった！　じゃあ部屋へ戻ってからやるよ！！　アドバイスありがとうステラ！！！」

　アリスはデュランの精通前（せいつうまえ）チ〇コを弄（いじ）ってデュランとその場で合体（がったい）しようしていたが、ステラに説得（せっとく）されたので部屋へ戻ってからやることにした。

　そうと決めたアリスの行動は早く、魔法まで使って高速（こうそく）で風呂場（ふろば）を出ていこうとしたのだが。

　デュランが「ありしゅ～～、こーひーきゅーにゅーのむ〜〜」と言ったのでコーヒー牛乳（ぎゅうにゅう）を三本買ってからゆっくりと部屋へ戻っていった。

　……ミッションコンプリート！　お前ならやれると信（しん）じていたぞ！　今日は祝勝（しゅくしょう）パーティだな、おめかししてこいよ！

「ナハト様、力加減（ちからかげん）はどうですか？　痛（いた）くないですか」

「大丈夫（だいじょぶ）だ、頭を洗ってもらって悪（わる）いなステラ。だけど今日は二人部屋でよかったのか。

　私が我慢（がまん）できなかったらステラは襲（おそ）われるぞ？　正直（しょうじき）私は我慢（がまん）できる自信（じしん）はないが」

「……が、我慢しなくて、いいです。全部分かっていて、一緒の部屋にしましたから」

「フフフッ、ステラ。箱入（はこい）り娘（むすめ）の君（きみ）は知（し）らないだろうがね、男は基本的（きほんてき）に獣（けだもの）だぞ？　私に体を明（あ）け渡（わた）すのなら一晩中（ひとばんじゅう）イキ続けることになるが、それでもいいのかね。

　それとも――そうなることを期待（きたい）しているのかな」

「は、はい♡♡♡」

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093082992640741

　ナハトはステラが発情（はつじょう）しているのを確認（かくにん）してこれはデキ婚（こん）になりそうだと思ったが、それもまた一興（いっきょう）かと考えながらステラのことを部屋まで紳士的（しんしてき）にエスコートした。

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093082989562105

　その途中（とちゅう）ちまたで色々な意味（いみ）で有名（ゆうめい）な看板娘（かんばんむすめ）のスカイと会ったが、ナハトはロリコンではなかったのでただ仕事（しごと）を頑張（がんば）っているなと思いながらすれ違（ちが）うだけ――の筈（はず）だったがヤバそうな見た目のデブに絡（から）まれていたので一応（いちおう）助（たす）けた。