第4話 キャラクターの解像度を上げる


 3話の方であらすじまで決まったと思います。

 それに合うキャラクターづくりが大事になります。勿論キャラクター先行で考えるパターンもあると思いますが、ここではテーマ/ターゲット/パンチライン/あらすじが終えたものと考えて進めていきます。


 個々のキャラクター作りに必要なのはどのような人物がいるのかを羅列作業が最初に必要になります。

 深掘りする前にストーリーに誰が必要でどのような役割を与えるのか、が重要となります。


 例えば男女の恋愛を描きたいのであれば少なくとも恋愛をする男と女それぞれが必要になり、それに対応したキャラクター設定が必要になります。


 もっと大きな話ですと人数が増えると思いますが、ここでは暫定的に名前まで決める形になります。


 ここまで決まったら起・結を考えながら、キャラクターの解像度を上げる作業にあたります。




 キャラクターの解像度を上げるのは案外簡単なのですが、手間であるとだけお伝えしておきます。

 短編を書きたい方と長編を書きたい方で変わりますのでそれぞれでお伝えします。


短編:可能ならキャラクターの趣味などの紹介表を作る。もっと可能なら過去に何があったかなどの年表を作る。


 これだけで短編の深みが増えますので前半部分を意識してやってみていただきたいです。


長編:長編はキャラクター数もありますのでエクセルやスプレッドシートに

   まとめる形でそれぞれの人生年表を作り紹介表も別途作成する。

    (最初は紙媒体で書き出して大丈夫です。要するに相関図も

     含んでおります)

   またそれにあたり相手が二人称や三人称でどのように呼ぶのかなども

   確認ください。一覧にまとめておくと後で間違いがなくて楽になります。


 長編の方がやることが多いですが作者の中には余白が少ない方がいいと私は考えているためそのような方法論になります。

 書くにあたり勝手にキャラクターが動くと辛いタイプやゲームのシナリオ脚本などに役立つ方法になりますので、場合に合わせて考えて使ってみてください。



では次に移ります。


 

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