第47話 遠く
夢を見ていたんだ
理想と現実の間を生きるために
手に入れたいものは
軽々しく口には出来なくて
下を向くと
いくつかの水たまりが出来てて
寂しさを感じながら
歩いている
油断すると
心が折れてしまうから
落ちないように
何も考えないように
あの頃の想いも
ずっと見ないようにして
うらやむことばかりで抜け出せずにいる
夢に近づくと怖くなって
遠くになると安心して
いくどとなく夢と心を突き放してきた
上手くいかないことが
当たり前だと思い込んで
上手くいきそうになると
遠くから見ている方が
夢は
遠くにいる方が
安心だからか
遠くから言っている方が
楽しいからか
寂しく傷ついているのは
近づいても離れていくと
怖がっているから
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