第31話 地面

 固い地面をみしめて

 歩いて来たけど

 見知らぬ土地で

 馴染なじむように

 冷やかしも笑顔で受け入れて

 気づいたら傷ついてて

 目の前が涙でぼやけてても


 俺には、ここしかないんだ


 優しいとか冷たい関係なく

 立ち止まっている、ここで

 厳しさや辛さを巻き込んで

 歩いて行くよ


 これが俺の人生だって言うなら


 周りが夢や希望にあふれている中で

 ただ、一人現実を受け入れて

 生きている


 でも幕は閉じさせない


 地面の割れ目から

 小さな芽が出るのなら

 それが希望

 この幸せになる代わりは

 ないから


 いつも仕事がライフイベントで

 同じ変化を繰り返している

 悔いという言い訳はしない

 ここが俺の選んだ場所だから

 

 理由なき落ち込みに悩まされ

 焦りと不安に寝付けず

 寝不足で明日へ向かう

 

 これが俺の人生だって言うなら

 恥じることは無い

 堂々と地面を歩いて行く 

 





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