第32話 突風

 いつもの帰り道

 もう慣れてるはずなのに

 いつも以上に落ち込んで

 孤独を抱えて進む道


 目の前に向かってきた突風とっぷう

 あまりに冷たくて足を止めてしまう

 何も悪い事なんてしてないのに

 頑張ったのに、こんな仕打ちは落ち込んでしまう


 この手で頑張ると決めた

 突風が来るなんて聞いてないけど

 泣いているひまなんてない

 次は、そこまで来てるんだ


 新しさを引き連れて

 僕の気持ちを舞い上げて


 風が横切って、目を閉じたくなっても

 進むのを止めはしない

 次の新しさは僕の番だから


 突風は向かってくるけど

 味方にしてやる

 この気持ちと共に

 空へと巻き上げて

 広がっていくのを見つめて


 だから孤独と引き換えに

 希望に向かう道を選んだ

 道の先に何があろうと

 風に巻き込まれても

 進みは止めない


 この歩みを信じてる

 次の新しさは僕の番だ















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る