　暗くて深い底（そこ）からずっと見つめていた

　いつかは差し込む光とともに

　上がっていくんだって

　いつまでも、ここにいたいけど

　動くさ、歩いた先に光があるなら

　立ち上がるさ、失敗の先に成功があるなら

　構（かま）わないさ、恥ずかしさの先に成長があるなら

　進むしかないのさ、分からないなら

　好奇心（こうきしん）と少しの勇気を持って

　怖さをかき消すように、口ずさんで

　手にかいた汗を何度も拭（ふ）いて

　顔に出さないように

　心底（しんそこ）なりたいものがあって

　心底手に入れたいものがあって

　心底悔しさがあって

　心底這い上がって

　諦めは、悔（くや）しさに紛（まぎ）れて落として

　底の砂とともに流れていった

　手に残っているものは

　不安に包（つつ）まれた希望だけ

　希望を光に当たる場所へ

　心底から叶えに行くから

　暗さに慣（な）れてしまって

　あまりの眩（まぶ）しさに

　目をつぶってしまわないように

　心底から光り輝いている　

　希望が現実になっている

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