第8話 落ち葉

見上げた木漏こもれ日から

何しようかって予定を日に詰め込んで

やっぱ何もしたくない日になって

そのまま公園を歩く


綺麗きれいな木の葉よりも

ザクザク騒ぐ、落ち葉が性に合ってて

木漏れ日から外れたところで

ふと重なり合わせてみる


落ちたところで舞っている葉は

上でツンとましている木の葉よりも

自由にどこでも、舞っていける

まれるたびに、さわぎ立て

粉々になるたびに、土にかえり

次へとつなげていく


何もしたくない日の俺は落ちたまま

こぼれた光を探し続けて

嫌なことがあったら、飲み続けて

忘れるように騒ぎ続けて


また、落ちて


落ちた先には

いつか優しい木漏れ日が降り注ぐのを胸に

見上げて、がむしゃらに舞っている











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