第4話 夜空

 夜空を見て、あなたを想う

 出会った日からの小さなルーティン

 どこで、何をしているの

 歩き続けて

 散らばった星屑ほしくずの中で

 あなたの姿を、ひたすら探す


 君を想い

 車飛ばし、光の中

 流れてくる音

 静かに想いを重ね重ね

 なぜ俺と育った水が違う

 変えて行きたい周りの偏見

 超えて行きたい君のところまで


 何度も言い聞かせて

 あなたで、なかったらと

 散らばった無数の星は沢山あって

 その中をひたすら歩き

 あなたの瞳の星を思い出す


 そんなこと考えるなよと

 言いたくて

 君は俺だけを見てくれと

 幸せにしたくて

 一緒にいたくて

 言えなくて

 ひたすら車を走らせる


 この進んだその先に何が待っている?


 どうしていいのか、分からなくて


 一筋の涙が流れる


 一目会いたくて


 黒々とした苦しみが引き離され、流れていき

 残ったのは、好きだということ


 それだけが一つの水となって流れて


 夜空に優しい雨が降り出す





































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