第9話 足下の塵を拾う
私は、朝のウォーキング中、よく道端にポイ捨てごみや空き缶などを目にします。それらは、歩行者や自転車に乗った人たちなどが食べたり飲んだりしたものを捨てたものと思われます。
私には、彼らの平然と環境汚染できる感覚が理解できません。それらのごみは、風雨に晒され続ければ、いずれ河川経由で海洋にたどり着きます。それが生態系破壊を招きます。また、ごみが増え続ければ、自分たちの通行の妨げにもなります。そういうことに想いを致せば、無責任なポイ捨てなどできないと思うからです。
ポイ捨てに限らず、私たちの身の周りには、有形無形の不要物や障害物が存在します。普通に行動していると、必ずと言っていいほど、それらに遭遇します。問題は、それらを認識した時の対応です。自分は気づいているわけですから、それらによって自身が不都合をきたすことはまずないものと思われます。しかし、後からそこを通りかかる人が気づくとは限りません。したがって、それらに気づき余裕のある場合は、躊躇することなく、それらを片づけるべきでしょう。
自分が落とした物の片づけは、当然のことです。それに限らず、足下の塵に気づいた時に躊躇なく拾うことは、とても大切なことです。それは、環境美化にとどまらず、自分自身の心を爽やかにすることに通じると信じます。
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