5、弓道、初段審査に落ちました……ん、原因はたぶんね。
問→弓道の審査に落ちました、原因が分かりません!
解→これだけは言える、初段は的中関係ないよ。
はい。
私は審査を受けることにあまり熱意がなかったので、実際のところ◯◯が良ければ受かる。なーんてのは、ハッキリと分かっていません。あくまで推測のみ。
ただ、私が教えたポイントを修正したことで、毎度落ちてた二段に受かった同期もいましたよ。
理由は知らなかった事を知ったから。えらい喜んでましたわ。おめでと。
ちなみに、『審査の統一基準』ってのがありますからね。審査の申込みサイトの中を探せば公開されてますよ。知ってます?
それをよく読んでも原因が分からないのは、要項の記し方に具体例がないから、となれば私の基準で良ければ書こうと思います。
ちなみにね。
コレやったら大幅減点だから、やっちゃ駄目ってのはよく聞いてました。
んで、落ちた人の射形もよく知ってるし、受かった人の射形も知ってるし。
結論、あーその射形でも体配が良ければ受かるのねって事で、悩んでいる人向けに、私の知る範囲でよければ参考にしてください。
部活の誰もがよく知らない、となれば、何が重要なポイントなのか、チンプンカンプンでしょうからね。
これから受けるぜ、って方も、やる事やれば大丈夫ですからね。難しくありませんから。
〝知っているか、知らないか〟なので。
ここではあくまで「初段に受かる」をテーマにします。
だって的中なんて関係ないもの。
え、なんで分かるのかって?
私、審査受けるのは嫌いでしたけど、審査を受けてきた子はたくさん知ってますの。
だいたいね、射形を気にするあまり、体配や動作の完成度が低い事が原因だった。
ってことで。
問→正面や斜面の違いで、有利不利はありますか?
解→関係ない。
とりあえず大幅減点だと思う要素、まとめから。
採点方法も不明だし、あくまで私の推測ですよ。
1、体配の動作で、関係ない動作をしている。または、やらないといけない動作をやっていない。
2、表情を変化させている。
3、会が1秒もない。
4、矢が28メートル先に届いていない。
5、失の処理などは、難易度が向上するので、道具のチェックは念入りに。
それでは、それぞれ分析していきましょう。もし、あ! と思うなら改善してくださいね。
流派の共通部分のみ触れます。
細かい体配の解説は、検索すればいっぱいありますからね。
1、体配について。
構えなんかは射法八節の絵を参考にし、動きにある無駄を省いてください。位置、形、角度、など。
ここで自己完結しないこと、誰かに見てもらうか、見てもらえないなら自分で動画を撮影して、ネットにある動画と比較してみてください。
自分では良いと思うほどの動作でも、他人から見ればそうでない事があります。
特に、残心は5秒くらいはいるかな。
ポイントは絵よりも〝肘を張ること〟
見栄えが全然変わりますからね。
→見落としがちなミス。
全て、入場から退場にかけて共通します。
退場してすぐに気を抜いたり、「うっひょ〜」とか言ったりしちゃ駄目ですよ。他人に迷惑をかける事になりますからね。
◯背すじを猫背にしないこと、特にユウの時。
◯執弓の姿勢が見苦しい。特に、摺り足で歩いている時だけは、床と弓を接触させないこと。加えて不必要に和弓が振れてしまうのも駄目。
◯頭が不必要な方向に動くのも駄目です。顔を動かすのは、視線を動かしても視えない場所を向くときだけ。射の動作中においても、頭が動くのは目立ちますから。基本的に顔は正面、動かすのは視線のみ。
具体的に言えば、矢を番えるとき、物見の時、くらいです。
→これが一番出来ていない人が多い。
酷いと落ちますよ。
出来てないとよく分かるので。
◯方向転換は、足と体がシンクロすること。
2、表情について。
無表情でいなさいってことですね。
統一基準には記されていませんが、感情を表に出すのは駄目だと思ってください。
喜んだり、悔やんだり、とか。
理由はたぶん「精神的なもん」心が動いている、みたいな? たぶんそんな感じ。
3、会が1秒もない。
これは減点の要素かと。
射法7節じゃないか! と思われないように我慢してくださいね。
4、28メートル先に届いていない。
印象が悪いかな。基準はよく分かりませんが、矢道でバウンドするとか、安土に届いていない、といった意味です。
2本ともそうなって、落ちた子はいました。
ちなみに初段なら、矢所は的近辺に刺さってたら、問題ないみたいですよ。
5、失の処理。
余計な動作が加わる事により、採点される部分が増えると考えてください。実際、一本だけなら問題ないです。
2本ともやると不合格。
……そう書いてますね。
ほい。
そんな感じですね。
このことから『初段』の場合、射形よりも体配のほうが採点基準としてよく見られているって事が考えられますね。
結構ね、「え、その射形で受かったの?」って子をよく見てきたので、体配さえしっかり抑えていれば、受かりますよ。
それは綺麗、だとか、見た目、だけではなく。やっていい事とやってはいけない事をちゃんと理解し、実行出来ているかどうか。
要は基本的な動作が出来ているかどうか、なんです。
わりと無意識に、頭が上下に動きがちなので、そこを誰かに見てもらいながら反復練習。
「そんなことで落ちるんですか?」
わかりません。でも、基本的な事が出来てないのなら、初段でも落ちる可能性が高いです。
言いかえれば、頭をカクカクさせる体配で、審査に挑む人は珍しいでしょうね。
審査員からしてみれば、ちょう目立つよ?
体配はマジでやると超疲れるものだと思ってください。だから審査が嫌いなんですよ、私はね。
ほっほっほ。
合格するポイントの予想は。
【初段として求められているのは、弓道の基本である体配の動作、射形の動作である。的中はあくまで加点要素だと考えること】
例えば弓を打起してから引分けにいたるまで、矢が体と平行になっていない、とか。射形が減点対象だと考えがちですが、それは主に二段から。
それに、入退場の時のほうが、他の人と比較しやすいし、見た目でも分かりやすいしね。
といっても、危険な矢を射ると想像させてしまうような射は駄目かもしれません。
□ちなみにその根拠は。
審査に関する資料の一部を引っ張りだして読めば。
初段→「適している」
二段→「整っている」
と記されているんですね〜、この違いは明確。
公式には資料があるのに、読まずに挑むから何が重要かを誤解し、見落としている人、多いですよ。
だいたい部活の誰かしらがコピーしてきて皆で読むパターンでしょうけど。でも、知らなかった子もいるかもね。
試験勉強と同じ、ある程度範囲を絞って勉強するか、膨大な範囲をがむしゃらに勉強するか。
効率を考えれば、弓道の審査もそれと同じですわ!
段位を目指して稽古する、それも一つの楽しみ方です。私は正直段位に興味が沸かないタイプだったので、あーだのこーだの話を聞いていた事が多かったです。
あー懐かしい。
くどいようですけど、視線だけでは視えない→頭の順が守れていない子は、経験者の中にもまぁまぁいました。それだけ盲点なんですよ。
二段は受けようって方は特に、要注意ですよ。
ちなみに会が2秒でも的に中たれば受かります? ってパターン。
結論は中たらなくても受かりますよ、体配が出来ていればね。
何はともあれ、悩んでいる人には参考になればと思います。
わりと初段ってみんな受かるよねって傾向がある中で、自分だけ受からず、落ちる理由も分からない。恥ずかしいと思ったり、すっごい悩んだりする子っているんですよ。
私の後輩にもいましたよ。聞くとやっぱり環境によるものが多いかな。知らなかったです、これが理由。
だから多少体配が悪くても受かるって考えは捨ててくださいね。完璧だと思うくらいの意識で稽古しても、細かい動作でチェックされますからね。
悩むアナタへ伝えたい、センスがないとか才能がないとか思わず、駄目な理由がちゃんとあるのだと!
意外と、執弓の姿勢で移動する時とか、カクカク頭が動くとか、原因は単純だったりするんですよ。
1動作1動作に一呼吸、要は射法八節の節目に、間がない、とかね。
みんな気づきにくいしね、ホントよ?
今の時代、実技の体配なんかは検索すればたくさん出てきますからね。
筆記は攻略法がゴロゴロ頃がってますから、それを参考に考えてみてくださいね。
かねて伝えたいのが、原因があるから結果がある。
知らないから分からない、それが弓道なんですね。
初段を受けようって方、やる事やれば受かりますからね!
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