禊冬
暗くなるのが早いまま
気配に誘われ外へ出れば
煌めく星が語りかけ
時に順応するように
ベッドの中に潜り込み
いつの間に厚い雲が訪れていたのか
窓を叩く連続した小さな音
年の瀬に降る雨は
禊ぎのように街灯浮かぶ街を洗い
優しい音に包まれ目を閉じて
やっと静かに眠れそうな子守唄
いつもと変わらないような朝に
さぁ起きなさいと
大地を包む朝日のように
私はあなたを包んであげよう
同じ朝はあなたが同じままであるからと
新しい朝はあなたが少し変われたからと
両手一杯に
新しい贈り物を受け取りなさい
あなたのために与えられた美しい思いを
準備はできている
私たちは夜来の雨で清められた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます