鏡冬
凍るような朝
起きる前にストーブに火を入れて
暖かくなった部屋で着替えを済ませれば
暖かい珈琲を淹れる
曇りガラスを手で拭いた
窓の外では老婆がゴミを集め
街の中で見る故郷の原風景
それほど歳を取っている訳でもなく
若いと言うには程遠く
何をやっているのかと自分に問い正し
心の中で再び火が灯れば
新しい風を胸に入れようと
外へ出た桶の水鏡
映った顔は苦悩に歪んでいた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます