第4話:新たな絶望の始まり
前回までのあらすじ:
桜良は、紅仁と話し合いをしている最中、空と優日の2人組に会う。会話をしているうちに、紅仁と優日が高校時代からの友人であることが判明。しかしそんな中、桜良は空の態度がいつもとは違うように感じていた。その違和感も感じつつ、帰宅した後、見知らぬ男性が家におり、オーバードーズしていることがばれてしまう。母から告げられたのは、「家を出て行ってくれない?」という、耳を疑う言葉であった…。
**********
「え……?」
お母さんが発した言葉に、困惑した声しか出なかった。今、「家出て行ってくれない?」って言った……?
「ねぇケントくん、これでいいわよね?」
私の真ん前でしゃがんで、顔は私に向けたまま、男性に声をかける。その時初めて、その人がケントという名前なのだと知った。今は、そんなことどうでもいいくらいに、私の頭の中では、何度もお母さんの言葉が反芻されていた。
「うん。お母さんがそう言うんだったら、何も問題ないと思うよ」
そんな会話が繰り広げられている中、2人の顔を見れないくらい怖くって、自分の足元を見ていることしかできなかった。顔を見なくても、嬉しそうに笑顔で言っているんだろうとわかるほどの声色。私の真っ暗な心とは裏腹な明るさに、苛立ちすら感じられなくて、ただただ、頭も心も真っ暗だった。
「ちょ、ちょっと、待って……」
真っ暗な頭の中で、唯一絞り出せた声がそれだった。その声は自分でもわかるくらいに震えていた。
だけど……
「今すぐ出て行くなんて……無理でしょ……」
かろうじて、そこまで声を出せた。お母さんとケントさん、2人の顔がこっちに向いているのが感じられて怖いけど、こう言うしかなかった。
「別に、今すぐ、なんて言ってないでしょ」
背筋に寒気が走った。さっきケントさんに向けた甘ったるい声とは全く違う、冷たい声。私を軽蔑する声。私の存在自体を否定するような声。
「まあまあ。でも、お母さんの言ってることは事実だよ、桜良ちゃん」
そんなお母さんをなだめている優しい声だけど、言っていることは全く優しくなかった。どんどん、心の暗さが深くなっていく。結局この人も、お母さんの仲間で、私の存在を否定しているんだ…。そう感じざるを得なかった。
そんな私の様子を見てか、ため息混じりにケントさんが口を開いた。
「じゃあ…2週間」
「え……?」
「2週間あげる、って言ってるんだよ。出て行くまで、ってことね」
「ほら、ケントくんがそう言ってくれてるんだから、それでいいわよね?」
声色は優しい。けど残酷なその言葉に、反射的にうなずくしかできなかった。…今ここで反抗したら、また何をされるかわからないし、まず反抗する声すら出ない。
……いや、違う。ほとんど強制的に、私が承諾できるような状況をつくり出しているんだ。大人2人で寄ってたかって……。こうやって圧力をかけたら、私にとっては「承諾する」っていう選択肢しかないから…。
この人たちにとって私は……いらない存在なんだ。
「じゃ、行こっか」
「そうね。じゃあ桜良、2週間たったら、嫌って泣き叫んでも家から放り出すから」
そう言って2人は立ち上がって、玄関の方にスタスタと歩いていった。仲良く2人で腕を組んで、玄関の鍵を開ける音がした。
もう一声くらいかけたかったけど、ソファに座ったままの腰は金縛りにあったみたいに動かない。「動け」っていくら自分に言い聞かせても、動かない。泣きたいはずなのに涙すら出なくて、そんな自分にすら嫌になる。
「あ、忘れ物した。先に行っててー」
と、玄関から声が聞こえてすぐ、ケントさんだけ私の元に戻ってきた。
「ねぇ桜良ちゃん」
ソファで私の横にさっきと同じく座って、なだめるかのように背中に手を添えた。少しだけ、ほんとに少しだけ、心が落ち着くのを感じた。その時までは。
「俺とお母さんの仲邪魔したら、タダじゃすまねぇから」
耳にささやかれた低く、心を圧迫させるような声。すぐに立ち上がったケントさんを見てしまって、後悔した。
私の方を見て不敵な笑みを浮かべ、目は笑っていなかった。
**********
バタンとドアが閉まる音がした。どこか遠い音のように感じた。足に力が上手く入らず、フラフラなまま立ち上がって、トイレに駆け込む。
顔を下に向けると、意外なくらい自然と吐けた。どんどん出てくる気持ち悪さに、むしろ快感すら覚えてきた。
勢いよく流れる水。顔に少しだけかかる水しぶき。このまま水に顔をつけてしまったら、どれくらい楽なんだろう。
激しく水しぶきを上げていた水面が、ようやく落ち着いた。そこに映った自分の顔が、「死」を誘っているように見えた。
**********
次の日。
気づいたらベッドに飛び込んで寝ていたみたいだった。だけど服はあの時のままで、心もあの時のまま、暗いまま。目の前の景色がモノクロに見える。本当は茶色い床に、ベージュ色のカーテン。使い古して少し色あせてきた白い勉強テーブル。全部、モノクロに見えてしまう。
カレンダーを見て、家を追い出されるまで13日だと理解する。
「この家と、さよなら、か……」
そう言った私の口角は、少し上がっているように感じられた。自分の未来に、温かさなんて存在しないのに。
**********
その日の夕方、私は外にいた。
紅仁くんから、昼くらいにメッセージが来ていたのだ。
『今カラオケにいるんだけど、桜良ちゃんもおいで!』
最初は「なんで?」と思ったけど、そう聞くのも迷惑だろうと思って、優等生のふりをして返信をして家を出た。このまま家にいても、正直精神的に窮屈だった。
外に出た頃には、夕方なのにもう空が暗くなっていた。雲が一帯を覆ってどんよりとしていて、今にも落ちてきそうなくらいだった。
「今の私の未来みたい……」
空を見上げながら、気がつけばそう言っていた。
「ふふ、バカみたい……」
とっくに、居場所なんてないくせに。
**********
カウンターの人に部屋番号を聞いて、階段を上る。あらかじめ話をつけといてくれたのか、案外すんなり入ることができた。階段を数個上ったら、意外とすぐ部屋の前に着いた。
ドアに少し手をかけようとするけど、手が動かなかった。
今のこの私の状態で、楽しむことなんてできるんだろうか。その前に、今のこんな私が、家がなくなろうとしている私が、この場所に入っていいんだろうか。
いや、でも、優等生をいつもみたいに演じればきっとうまくいく。お母さんにどれだけ怒鳴られても、殴られそうに、叩かれそうになっても、学校に行ったらいつも笑顔で優等生を演じることができてた。
だから、今回もきっと大丈夫なはず。そう思えてたはずなのに、心の暗さが一切消えない。
「消えてよ、もう…全て……」
そう呟いて、胸をこぶしで叩く。何度叩いても消えなくて消えなくて、ただ胸に痛みだけが重なっていった。
「あ、桜良ちゃん、来てたんだ!」
急に目の前のドアが開いて、明るすぎるチカチカした光が目に入ってくる。思わずその光に目を細めてしまう。
すぐに中からも私の名前を呼ぶ声とか、はしゃぐ声が聞こえてきて、部屋の雰囲気の明るさが嫌ってほどわかる。
「来てくれてありがとう、桜良ちゃん!ほら、入って入って!!」
「う、うん。ありがとう」
グイッと背中を押されて、出口近くの席に座らされる。周りを見ると、当然知らない人しかいなくて、何を話せばいいのかすらわからない。顔を見たことある人は数人いるけど、名前まではわからない。
「えっと、こちらが俺が話してた桜良ちゃんでーす!今回俺と曲作ってくれた子ね!」
ワッと声が上がって、人に囲まれる。いろいろ質問攻めをされたけど、なんとか答えることができた。
周りの人も、紅仁くんも笑顔で私と話してくれている。きっと、私も笑顔で話せているんだろうな…と、少しだけ思えた。さっきの心の暗さも、少しだけだけど落ち着いていた。
**********
そこからは、もうその場に流されるがまま時を過ごしていた。紅仁くん以外のほとんどが先輩だとわかって、その先輩方にお菓子やら飲み物やらをもらえた。あまりにも先輩方が多すぎて最初は怖かったけど、優しい人が多くて、逆に救われたように感じた。
質問攻めが落ち着いてきて、ゆっくりとトークがところどころで繰り広げられる中、横から「桜良ちゃん桜良ちゃん!」と呼ぶ声が聞こえて、顔を向けた。耳にピアスが空けられていて、しっかりとメイクをしている長髪の女性。たしかさっき、ベース担当とか言ってたっけ……。
「そいえばこの前、メガネかけた男の子と朝一緒に話してるの見た気がするんだけど、あれって誰だったのかなーと思って!…あ、見間違えだったらごめんね!」
「いや…見間違えではないですよ」
空のことだ……とすぐにわかった。あの時…紅仁くんと話し合いをしている時に会った空の、いつもとは違う態度を思い出して少し気後れしたけど、またすぐに優等生の笑顔を作った。
「あれ、幼馴染の子です。住んでるところがもうものすごく近いから、嫌でも朝とか一緒になるんですよ」
「そうなんだ!てっきり彼氏なのかなと思っちゃった!」
きゃははと、その先輩は友人と笑う。
「幼馴染って、いつからの付き合いなの?」
「えっと…なんだかんだ小学生からの付き合いです」
「え、なっっが!そこまでだったら、もうなんでも知ってそうだよね!」
「そうですね……もうほとんどのことは」
「あ、ねぇ、なんか思い出話、よかったら聞かせてくれない?」
その先輩の言葉をきっかけに、周りの女性の先輩方の視線が集まり始める。少し話すかどうか悩んだけど、パッと思いついた、中学生の頃の話を話し始めた。
**********
中学生の頃、空のお母さんが、よく私と空をファミレスに連れて行ってくれた。大体それは金曜日の夜のことで、学校終わりの空腹状態の私たちにはうってつけの場所だった。
「桜良ちゃん、空、2人とも何食べたい?」
「うーーーーん……」
メニューを一緒にじっと見て、2人で同時にうなる。そんな様子を見てか、正面に座っている空のお母さんが、「ふふ」と笑う声が聞こえた。
「じゃあ桜良、せーので何食べたいか指さそっ!」
キラキラした目で言う空に、私も「うん!いいよ!」と今ではあり得ないくらいに元気に返事した。
せーので指さした物は、お互い同じものだった。あまりにも可笑しくて、2人で顔を見合わせてしばらく笑った。空のお母さんも笑っていた。
なのに……
「こら空!キュウリくらいちゃんと食べなさい!」
「キュウリ嫌いなんだもん……。桜良にあーげる」
「あ、ちょっと!お母さんの言う通りだよ、空。もう中学生だし、ちゃんと食べなよ」
「桜良までそんなこと言うのかよ……。でもあーげる」
「あーーもう……」
結局、空の頼んだステーキに付け合わせでついてたサラダに入っていたキュウリは、私が全部食べた。今でも、その時のキュウリ嫌いは健在だ。
**********
「本当に仲いいんだね!」
「まあ、昔から一緒にいるんで……」
先輩の言う通り、周りの人からはいつも同じことを言われる。でも、私にとっては当たり前で、当然のことだ。小学生の頃から一緒にいるんだから、それなりのことは知っている。
「桜良ちゃんってさ」
考え事をしていたら、右隣に座っていた先輩がふと口を開いた。
「空くんの話してる時、めっちゃ幸せそうだよね!」
「え……」
周りから共感する声が響く中、私は一人困惑した。そんな自覚、一切なかった。私は、空の幼馴染以外の何物でもないから。ただ一緒の小学校に通って、中学校に進んで、高校に行って。専門学校だって、ただ偶然同じなだけ。
当たり前だけど、彼氏にするつもりもないし、彼女になるつもりもない。
何よりも……
空まで巻き込むわけには、いかないから。
**********
「お疲れさまでしたー!」
紅仁くんの一声で、全員がバラバラになっていく。
無事支払いまで終わって、全員が帰宅する時間になった。気がついたら夜の9時を少し過ぎているくらいになっていた。
「桜良ちゃん、今日は来てくれてありがとう」
「ううん。こちらこそ」
早く帰りたい気持ちでいっぱいだったけど、紅仁くんが心配してくれることが、素直に嬉しかった。今私のことを心配してくれる人なんて、紅仁くんだけだったから。
「あの…さ、送っていこうか……?一人じゃ危ないっしょ」
「ううん。大丈夫だよ。バイト帰りとかいつもこれくらいだし」
「……そっか。じゃあ、気をつけて帰ってね」
それじゃ、と言って、紅仁くんは私と反対方向に歩いていって、私もここに来る前と同じ、モノクロの世界の中歩き出した。
……彼の気持ちに気付かずに。
***********
目が覚めると、いつもの天井があった。
スマホを開いて、日にちを見る。この家にいられるのもあと12日しかないんだ…と、感じさせられる。
起きていつも通り、冷たい水道水で顔を洗う。この水をバケツいっぱいに汲んで、そこに顔をずっと長時間つけていれば死ねるんじゃないかとか、お風呂に入ったまま、体を沈めていけば死ねるんじゃないかとか、最近はずっとこんなことばかり考えている。
薬の瓶をポケットから取り出して、20錠数える。
「昨日は15錠で、今日は20錠……」
15錠飲んでも、死なずに今こうやって起きてる。あのことがあってから毎回飲む量を増やしているはずなのに、どうやっても死ねなかった。家にいるだけで、あの時のことを思い出す。嫌でも思い出す。思い出して辛くなって、飲む量が増えていく。死にたいって願っても、薬は叶えてくれなかった。
20錠を、今日も体に流し込む。冷たい水と一緒に流れ込んで、体の温度が下がる。死ぬ感覚ってこういうことなのかな…と、口角が上がりながら考えてしまう自分がいた。
部屋に戻るくらいには、体のだるさがまた襲ってきていた。幸いと言うべきか不幸と言うべきかはわからないけど、幻聴とか幻覚はなかった。だけど私にとってそんなことはどうでもよくて、ただただ死にたかった。飲むたびに、ただ死ぬことだけを祈った。
「いつになったら、死ねるんだろう……」
何回目かわからない言葉を、天井に向かってまた吐いた。
飲みたそうかと思って薬の瓶を見たら、中身は全く入っていなく、空っぽだった。動けなくなる前に買いに行かなきゃ……と思って、なんとか体を起こす。
「絶対、今日こそ死んでやる……」
**********
いつものドラッグストアに着いて、いつもの場所まで歩いていく。薬が大量に並んでいて、これを全部飲んだら、それこそ死ねるのかな…と思いながら、さっき飲み終わったものと同じパッケージのものを手に取る。
カシャ
……シャッター…音?
後ろからそんな音がした気がして、後ろを振り返った。
「紅仁…くん……?」
彼は口角を上げて笑いながら、スマホの画面を私に向けていた。その画面をよく見ると、私が薬を手に持っている姿がはっきりと映っていた。
「ど、どういう……こと……?」
紅仁くんは私の声を聞いて、スマホに向けていた目線を私に戻した。その目がいつもの優しい目じゃないことだけは、すぐにわかった。
「俺と付き合って」
「…え?」
「そのままの意味。成績優秀な桜良ちゃんなら、わかるよね?」
「わかる、けど……」
「俺と付き合わないと、この写真、俺の周りの人たちに見せる…って言ったら?」
なんて言ったらいいかわからなかった。……何も言えなくなった。いや、本当は反論しなきゃいけなかったのはわかっていたけど、何も言葉が出なかった。紅仁くんが言っている言葉の意味が、わかるようでわからなかった。
何よりも、なんで、紅仁くんがこんなことを……?その疑問だけが、頭を埋め尽くしていた。
「俺、ここでバイトしてるんだよね」
私が口を開けない状態を見て、紅仁くんが再び口を開いた。たしかに服装を見ると、ここのドラッグストアの制服を着ている。
「だから、桜良ちゃんが薬毎回買ってるの見てたってわけ」
口調がものすごく楽しそうだったのと同時に、いつもは見ないような不敵な笑みを浮かべていて、背筋がぞっとするのを感じた。冗談であることをどこかで祈っていたはずなのに、その笑みを見て、本気なんだと悟った。
「俺は本気だよ、桜良ちゃん」
私の気持ちを読み取ったみたいに、不敵な笑みがスッと消えて、真剣なまなざしを向けられる。そのコロコロと変わる表情にも、もう恐怖しか感じなくなっていた。
「きゅ、急に、どうしちゃったの……?」
「変なこと言うなぁ。どうしたも何もないよ」
「きゅ……急に答え出すなんて、無理だよ……。紅仁くんらしくないよ………」
なんとかしたくて、頑張って声を絞り出した。今にも消え入りそうな声しか出なかったけど、紅仁くんの目はまっすぐに、私を向いていた。
「ほ、ほんとうに……どうしちゃったの……?」
「………」
紅仁くんは、少し考えるように目線を下に向けた。だけどすぐに私の方に目線を戻して、一言言い放った。
「桜良ちゃんが悪いんだよ」
「………え」
思ってもいなかった言葉に、言葉をほとんど失った。
「まぁ、いいや。1週間あげるよ」
スマホをポケットに入れながら、紅仁くんは冷たくそう言い放った。
「すぐに答え出せないんでしょ?なら、俺も鬼なわけじゃないから1週間待つ」
「い、いっしゅう、かん……」
「うん。それまでに考えといて」
私はもう何も言えず、ただ下を向いとくことしかできなかった。そんな私を気にかけることなく、紅仁くんは私に背中を向けた。
「大丈夫。それまでは俺がこの写真ちゃんと守っとくから」
私の方をまた笑いながら見て、彼は仕事に戻っていったーーー。
*********
なんとか、薬だけは買って帰ってこれた。だけど心の闇だけが深くなったようで、体を支えるので精いっぱいだった。
洗面台に手をついて、鏡に映った自分の顔を見る。その顔が憎たらしくて、すぐに目を逸らした。「生きている」ことを自分自身に言い聞かされているようで、気持ちが悪かったから。
親だけじゃない。紅仁くんにも、オーバードーズしていることがばれた。だけど、周りにばれないっていうことのためだけに、彼と付き合うなんて、無理だった。あの見たこともない、想像もできなかったような不敵な笑みが、私の心をきつく縛り付けていた。
だけど何よりも、ばれたにもかかわらずまた同じように飲み足してしまう自分が、一番嫌だった。
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