書き手にやさしいNOVEL DAYS:★、PV、ランキングその他のこと

文鳥亮

(前編)★とランキングが気にならず、PVも付くNOVEL DAYS

 カクヨムで私がPVゼロ地獄に嵌り、行った先の一つがNOVEL DAYS(以下NDと略記します)でした。このNDはみなさんにあまりなじみがないと思うので、★やランキング、PVその他について簡単にご紹介します――拙文でNDを薦めたので、責任上の意味も込めて。


 背景になったできごとはこちら → 「カクヨムでPVゼロ地獄にはまった私が気づいたこと」(https://kakuyomu.jp/works/16817330660333056456



【気にならない★と、ふわふわランキング】


 NDの★は、「いいね」か「お気に入り」で付きます。誰が付けたかは分かりません。


 最初に白状しますと、NDで連載した拙作「ひな鳥たちは楽園をさがす」は★をいただいておりません。全くのゼロです。

(表示は2となっていますが、この2は投稿した時点で自動的に付くもので、運営側の配慮と思われます)


 ゼロの理由はある程度推測できますが、ここではおきます。


 しかし、NDでは★がゼロ(=2)でもあまり気になりません。ちょっと格好悪いなぁという程度です。★はランキングにがっつり反映されるのですが、そもそもランキング自体、あまり気にする必要がないからです。


 NDのランキングは実に書き手にやさしい仕様で、★だけに依存するのではなく、新作や新規エピソードの投稿はもちろん、何かを改変したときにもポーンと上位に上げてくれます。もちろん★が付けばもっと上がります(★が最も効くらしい)。

 このシステムは、カクヨムで別々になっている★と更新順の順位が一緒になっている、と考えれば分かりやすいですかね。


 そして、上がった順位は、他の方もそうやって上がってくるので、だんだん押しのけられて下がっていきます。歴史ジャンルだと大体一日に1,2位下がる感じです(一時期はもっと大きく下がっていました)。連載中は互いの上がり合いのような状態(暗闘?)で、結構面白く感じました。

 まあ、なんというか‥‥‥、そういう感じなんですね。


 ちなみにデフォールトでは三日間のランキングが表示されます。


 トップページにはPCだと50位まで表示されるので、外れるまで結構時間がかかります。これならばランキングもあまり気にならないということになります。


 この状況は、作品数が少ないからこうなのですが、歴史ジャンルですと、いま動いている作品は100いっていないと思われます。なので、今のところ作品が埋もれる心配もあまりないです。

 また仮に埋もれても、はるか地下深くではありませんし、改稿などをすれば復活可能です。


(なお、エッセイ系など小説以外のジャンルでは、短編が頻繁に投稿されて順位が変りやすいところもあります)


 改稿などで上がるランキング仕様は、たぶん作品を埋もれさせないという運営側の姿勢を表すと思われます。書き手としては非常に助かる仕様です。


※もちろん、ランキングを上げるために変なことをすればバン対象です。ポーンと上がるので結構目立つんですよ‥‥‥


 その他、ユニークユーザー数(隠しパラメーター)もランキングに影響すると言われていますが、実態は全く分かりません。



【PVと読者の特性:最後まで読んでもらえたり】


 さて、そんなことでNDが過疎って読まれないかというとそうでもありません。


 カクヨムでPVゼロ地獄に嵌った拙作(前出)は、91話(約19万字)で完結しておりますが、さきごろ12月12日に10000PVを達成しました。★がゼロでも埋もれずにこれぐらいは取れるわけです。


 また、完結は8月上旬でしたが、今でもだいたい20~80PV/dayぐらい増えています。連載中とそれほど変わらない雰囲気です(このところなぜかアップダウンが激しい)。

 たまに100以上増えるのですが、これは一括ダウンロード(あるいはボット???)と思われ、あまり嬉しくない奴です。


 ちなみに★とPVは個々の作品ページで表示され、それなりに目に入ります。

(トップページの作品アイコンをクリック → 各作品のページ)



 おもしろいのは、NDでは話数が進んでもPVの減衰があまりないことです。もっとも拙作のみ、n=1の観察で恐縮ですが。


 話の長さにもよりますが、カクヨムの完結作品では、最終話のPVが第一話の半分を超えていたらかなり凄いでしょう、定着率として。一方、拙作の「ひな鳥...」では今のところその数値が8割弱ぐらいです。


 獲得したPVがランダム(つまみ読み)の集合体でないとすると、ことになります。

 NDでは気合の入った読者が最後までじっくり読むという感じかもしれません。あるいは、いま読んでいるのは最後まで読んでくれる人ということでしょうか。


(後編につづく)

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