教授のちょっとしたミスに魔が差してしまったことから騒動に巻き込まれていく麻生くんの、ひたすら理解が追い付いていない所がおかしかったです。理解が及んでいないながら、要所要所で割としっかり動いているテンポの良さがすごく好きでした。教授さんにとっては全部が綺麗に裏目に出たような展開でしたね。あれこれ綺麗にはまっていくので、爽快感がありました。
散りばめられた色んな事実は重たかったりもした気がするのですが、全てを押し流してくるくる変わっていく展開の勢いの良さで、最後までさらりと読ませられました。
最後の鳴海先輩の置き土産で、少し寂しく、暖かい気持ちになりました。
素敵な作品ありがとうございました！