第3話 フォロワーの恩恵

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ステータス★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


HP9

攻撃力9

魔力9

俊敏9

運9

知力9


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「1階に来て!ご飯用意するよ」

「あり…がとう…」

「そうだった。歩けないんだね。私が運ぶよ」


1階はどこか懐かしい感じの飲食店だ。旅行に来た気分。


「料理持ってくるね。うちで作る料理は美味しいんだよぉ?」

「俺はCのおっぱいを料理したいよ」


目をぴくぴくさせながら厨房へと逃げていった。


「持ってきたよー、うわぁあっ」


すっ転んで料理の乗った皿を飛ばしてしまう。


  フォロワー効果フォロワー効果

 ◆    スキル 獲得    ◆

◇◯◇    重力魔法    ◇◯◇

 ◆      発動      ◆

   フォロワーポイント1消費



料理の皿と女の子が止まった。


「え?えぇええ!?どうなってるの?」


女の子はそのまま立ち上がることができた。宙に浮いた皿を手に持ってテーブルへと運んだ。


「すごい!もしかしてこれ、勇者様がやってくれたの!?さすが勇者様!」


「俺にも何が何だか…これも読者のおかげかな」


これはフォロワー覚醒。フォロワーの数だけスキルを使うことができるのだ。


「ねえねえ!名前は?私はシュラーノ」


「俺は小野真斗」


「「よろしくね」」


2人の声が初めて被った。

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