第16話 人生が思い通りにいかないと思うなら、あなたは人生の半分以上を知ったことになる。
人生は思い通りになんてならないものです。
仮に社長になり、人を思い通りに動かすことはできても、考え方まで根本的に変えることはできません。
それを知ったのは子供ができてからです。
親の思い通りにならないことを幼い子供が教えてくれたような気がします。
頑固だったり。
泣き虫だったり。
のんびりした性格だったり。
怒りっぽかったり。
生まれてきた段階で、既にある程度の性質というか、個性が備わっているのが赤ん坊です。
それをこうするな。
夜は泣くな。
おしっこは昼にしろ。
これを仮に赤ちゃんに理解させたところで、根本的な部分は何も変わらないと思います。
しつけを含め、教育は、子供の性格を変えるためのものではありません。
もっとこうした方が生きやすいよ。
こうした方が暮らしていくのに便利だ。
むしろ良いところを伸ばすためのものです。
物事はすべて自分の思い通りにはならないと最初から思った方がストレスを感じなくていいです。
あることは思い通りになったとしても、すべてにおいて思い通りに物事を運ぶことは神様でもできないでしょう。
他人の言動が気になる。
あいつの発言が許せない。
それらはすべて他人が自分と違うということを理解していないから、摩擦が起きるのではないでしょうか?
子供が親の思い通りにならないように、もし人生の多くが思い通りにならないことを理解していたなら、他人の言動に傷つくこともないでしょうし、他人の言動にストレスを感じることも、もはやなくなることでしょう。
すべては自分の思い通りになんてならない。
そう理解することができたなら、あなたのイライラの大半は消えてなくなることでしょう。
子供に対して。
親に対して。
そして夫婦であるパートナーに対して。
恋人に対して。
会社の同僚に対して。
他人を自分色に染めようなんて思っちゃ駄目です。
別個の個性だと改めて知るべきです。
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