第15話 人生、捨てる神ありゃ、拾う神あり。

 人間、どこで芽が出るかなんてわかりません。

 もう駄目だ、そう思った矢先。

 絶望の先に未来が開けるなんてこと、よくあることだと思います。


 人生七転び八起き、その繰り返しです。

 人生、捨てる神ありゃ、拾う神ありで。

 この言葉も、まんざら嘘ではないように思います。


 ただこの言葉があてはまるのは、やはり人生を真剣に生きている人たちで、どんなに貧しくても希望の光を見失っていない人たちだと思います。


 身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もありますし。

 投げやりな人生に手を貸す人は、やはり、いないと断言できます。


 いやいやに人生を生きている人をサポートする人も、やはり皆無でしょうしね。


 不器用でも、あなたが真剣に生きようとしていること。躓つまずきながらも前を向き、また1から歩き始めたこと。


 その姿を誰とは言いませんが、見ているような気がします。


 見られていないようで見られていることが多いのが、人の生き様、後ろ姿のような気がしてなりません。


 あなたの言動や行動はつぶさに観察されていて、多くはこの段階で、困ったときに手を貸してくれるかどうか、見定められています。


 あなたがいい加減なことを言ったり、反社会勢力的な言動を繰り返していることは、どんなに表面上取り繕ったところで、相手はすべてお見通しです。


 やはり人生を真剣に。

 そして熱く。

 誠実に対処すべきだと思います。


 人は見ています。

 見られていないようでジャッジしています。

 ただ言葉に出して、あなたに直接忠告しないだけだと思います。

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